住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」を運営する株式会社MFSは、2024年下期(2024年6月21日~2024年12月20日)にモゲチェックを利用したユーザーを対象にアンケートやサイト回遊データの分析を行い、「ユーザーが選ぶ本当にいい住宅ローンランキング2024下期」を集計しました。
ランキングでは、注目度と人気の2指標はモゲチェックでのサイト遷移や事前審査申込件数を踏まえて決定し、金利満足度、団信満足度、諸費用満足度、手続き満足度、顧客対応満足度の5指標については、2024年4月1日から2025年1月11日までに利用したユーザーを対象に実施したウェブアンケート結果(回答者339名)を基に集計しています。
注目度では、SBI新生銀行が1位となりました。2024年4月から9月まで金利引き下げキャンペーンを行い、10月にもモゲチェック限定の優遇金利を展開したことが利用者の関心を集めたようです。2位には金利と団信のバランスに定評があるauじぶん銀行、3位には同じくキャンペーンで注目を集めたPayPay銀行が入りました。
人気(事前審査申込数)においても、SBI新生銀行が1位を獲得しており、引き下げキャンペーン中の低金利が好評を得たことが背景にあると考えられます。2位はPayPay銀行、3位はauじぶん銀行で、どちらも低水準の金利と手厚い団信保障が利用者の支持を得る結果となりました。
金利満足度ではPayPay銀行が1位となり、低金利と独自の団信保障が満足度を高めていることがうかがえます。回答の中には「他社と比べて金利が低い」「保障が充実しているうえで金利もお得」という声が多くありました。
団信満足度もPayPay銀行が1位で、2024年6月に開始した「超サポ団信」や「ペア連生団信」が利用者から高評価を得ています。特に「充実した保障内容に惹かれた」「ペア団信を利用できるのが決め手になった」という感想が目立ちました。
諸費用満足度においてはイオン銀行が1位を獲得しました。多くの銀行が融資額の2.2%(税込)を事務手数料としている中で、イオン銀行は110,000円(税込)の定額型を選択することができるため、「費用を抑えられた」「10万円台で済むのは魅力的」といった声が寄せられています。
手続き満足度でもPayPay銀行が1位に選ばれ、「オンラインで完結でき、煩雑さを感じなかった」「書類の提出もウェブで簡単に済ませられた」という評価が集まりました。
顧客対応満足度についても同様にPayPay銀行が1位で、「丁寧な対応が印象的」「担当者がわかりやすく説明してくれたので安心だった」という利用者の感想が多く見られます。
今回のランキングでは、件数実績(注目度・人気)でSBI新生銀行が1位を獲得し、アンケートに基づく5指標のうち、金利・団信・手続き・顧客対応の4指標でPayPay銀行がトップを取る結果となりました。両行ともキャンペーンの実施や商品改善などを継続的に行い、ユーザーのニーズに応えてきたことがこうした評価につながったと考えられます。モゲチェックでは今後も、利用者が最適な住宅ローンを選択できるよう、最新の金利情報やキャンペーン情報を提供していく予定です。住宅ローンを検討している方は、このランキングやモゲチェックの情報を参考に、自分に合ったプランを見つけてみてはいかがでしょうか。
レポート/DXマガジン編集部折川