いえらぶGROUPの調査データに基づき、不動産会社が主に運用するSNSはInstagramである一方、住まい探しで選ばれるのはYouTubeという結果が得られました。不動産業界において、SNSの活用状況は年々変化しています。今回の調査では、エンドユーザー902名と不動産会社388名からの有効回答をもとに、SNSの運用状況が明らかになりました。
現在、SNSを運用している不動産会社は34.8%で、今後SNSを運用したいと考えている企業は72.2%に達しています。特に、SNS運用において最も多くの不動産会社が利用しているのはInstagramで、40.6%の企業がこのプラットフォームを運用しています。これは、Instagramの視覚的な特性が不動産物件を魅力的に伝える手段として非常に効果的であることを示しています。
一方、エンドユーザーの側では、住まい探しに使いたいSNSの第1位にYouTubeが選ばれ、30.8%の支持を獲得しています。YouTubeは動画コンテンツを通じて多くの情報を提供できる点が大きな利点です。物件の詳細や周辺環境についてのリアルな映像が、視覚的にユーザーの関心を引くため、今後の不動産探しにおいて重要な役割を果たすでしょう。
SNS運用をしている不動産会社の中では、広報やSNS担当者が運用を行っている割合が39.4%であることが確認されましたが、運用をやめた企業ではこの割合が低下しています。このことから、SNSを効果的に活用するためには、専門の担当者を設置することが重要であることがわかります。
不動産業界におけるSNS運用への関心が高まりつつある一方で、依然として人材不足が課題として残っています。今後、プラットフォームの特性やエンドユーザーのニーズを活かした情報発信が、ますます重要となると考えられます。SNSを通じた効果的なプロモーション戦略を構築することが、企業の競争力を高める鍵となるでしょう。詳しくは「株式会社いえらぶGROUP」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部熊谷