SNSがすっかり私たちの日常生活に溶け込む中、SNS情報に対する信用度がどのように変化しているのかという調査結果が注目されています。最近発表された研究によると、SNSの情報を「信用する」と回答した人は全体の約半数に達しましたが、特に若年層ではその割合が高いことが明らかになりました。
興味深いことに、10代では約60%もの人がSNSからの情報を信頼していると答えています。これは、若者たちがSNSをただの娯楽としてではなく、重要な情報源として位置づけていることを裏付けています。彼らはその情報を基に、自らの意思決定を行っていると考えられます。
また、ファクトチェックに関する意識の高さも見逃せません。調査によれば、10代の約8割がSNSで得た情報の真偽を確認するために、自分なりに調べることを実行しているとのことです。これは、若年層がSNSを利用する際、無批判に受け入れるのではなく、慎重に情報を見極めていることを示しています。対照的に、60代ではこのファクトチェックの実施率が4割にとどまっており、世代間の意識差が浮かび上がります。
さらに、SNS上でのデマ情報に対しても反応が異なります。全体の83.8%がデマを「スルーする」と回答している中、20代では「通報する」という選択肢を選ぶ人が約2割にも上ります。このことは、SNSでの情報の受け取り方や反応がユーザーの世代によってさまざまであることを示しています。
若年層のSNS利用はますます活発になると予想されますが、その中で彼らの情報判断能力が重要になってきます。情報を発信する側には、事実に基づいたコンテンツを提供する責任が求められますし、受け手としての自分も常に情報の真偽を確認し、自らの価値観を守る必要があります。この調査結果は、今後のSNS利用時における自身の見解や行動について再考する貴重な情報を提供してくれます。詳しくは「株式会社ロイヤリティ マーケティング」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部熊谷