舌は健康のバロメーター

なぜ舌で健康状態がわかるの?
私たちも体調不良で病院を受診すると、舌の状態を確認されることがありますよね。舌には毛細血管も多く通っており、粘膜が剥き出しになっている場所でもあるため、血流や水分量、体温やストレス状態が表れやすいとされています。
健康な舌はピンク色だけど例外も
健康な状態の舌は、全体的にピンク色で湿った状態です。ただこれには例外があり、犬種によっては生まれつき舌がピンク色でない子もいるので、知らずに見るとびっくりしてしまうかもしれません。
例えばチャウ・チャウやシャー・ペイの成犬の舌は青黒い色をしていることで有名です。
健康状態を把握するには毎日のチェックが大切
犬の健康状態を正しく把握するためには、定期的に舌の色をチェックすることが大切です。愛犬の健康な状態の舌を知らなければ、異常に気づくこともできないからです。
ごはんを食べているときやハッハッとパンティングをしているとき、少しだけ意識を持って愛犬の舌の様子を観察することを習慣づけましょう。
要注意!見逃したくない舌の異変

舌が紫色や青色
舌が紫色や青色になっているのは『チアノーゼ』と呼ばれる状態で、血中酸素濃度が著しく低くなっている酸欠状態のサインです。酸欠となる理由は呼吸器疾患や熱中症などさまざまですが、呼吸に関わる状態であるため危険度は非常に高いと言えます。すぐに動物病院を受診しましょう。
舌が白い
舌が白っぽくなるのは見た目の通りに血液が不足している状態、すなわち貧血です。貧血を起こす原因は外傷による出血から、体内にできた腫瘍からの出血など多岐にわたります。免疫や骨髄の異常が関連していることもあるため、舌が白っぽいと感じたら早めに動物病院を受診しましょう。
舌が黄色い
黄色い舌はいわゆる『黄疸』の状態です。黄疸とは肝臓や胆管の異常により血液中のビリルビン濃度が過剰となっている状態で、舌に限らず白目や歯茎、皮膚などが黄色くなります。黄疸は重い病気のサインであることが多いため、気づいたらすぐに動物病院を受診してください。
舌が赤すぎる
舌がいつもよりも赤すぎるという場合、熱中症などによる体温上昇や、細菌・ウイルス感染による炎症が起きている可能性があります。歯周病など口腔内の異常に起因することも多いですが、暑い環境にいた後や呼吸が荒いときは熱中症の恐れがあるため、体を冷やしながらすぐに動物病院へ連絡しましょう。
舌が乾いている
パンティングが激しかったり、舌が口の外に出てしまった状態のままだと舌が乾いてしまうことがあります。また水分摂取不足や嘔吐・下痢による脱水症状の場合もあるので要注意です。
舌にできものがある
舌にも腫瘍やイボができることがあります。良性のものもあれば悪性のものもありますが、見た目だけで判断することはできません。また舌にできものがあると食事の摂取にも支障をきたしてQOLの低下にもつながるため、見つけたらすぐに受診すべきでしょう。
まとめ

愛犬の体調不良に早期に気づくためにも、普段から愛犬の様子をしっかり観察することが大切です。舌に限らず、体のさまざまな部位の色や形、排泄物などに少しでもおかしいと思うことがあったら、動物病院に相談することをおすすめします。
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