犬が安心しているときにみせるサイン
1.無防備な姿勢で眠る
愛犬が完全に脱力して眠っている姿を見ると、何とも微笑ましく、幸せな気持ちになりますよね。
犬は基本的に動物としての本能から、一日の大半の睡眠が浅く、寝ていても物音や気配に気がつくとされています。
それは外敵や天候の危険などから身を守るために備わっている本能ですが、家庭犬の場合はそれが少しずつ緩んでいくことがあります。
「家の中で寝ている分には危険なことは起こらない」「飼い主さんがそばにいれば安心」という気持ちから、心身ともにリラックスして熟睡してしまうことが少なくありません。
急所であるお腹を見せる「へそ天」で寝ていたり、手足を横に投げ出してすぐには起き上がれない体勢で寝ていたりする場合は、すっかり安心しきっていることが考えられます。
2.笑顔のような表情
犬は他の動物に比べて、とても表情が豊かだと言われています。
特に眉毛の位置にある表情筋を自分の意志で動かせる動物は、他にはなかなか見られないようです。
この能力は、犬が人間と一緒に暮らし、パートナーとして仕事や生活をしてきたことで会得したものです。
そして、犬は飼い主さんなどそばにいる人間の表情を真似ることもあると考えられています。
犬が口角を上げたり目尻を下げたりして、笑顔のような表情を見せるのは、人間の真似によって習得したとも言われているのです。
安心しているときには、笑顔を見せる犬もいれば、表情筋が緩んで口を軽く開いたり、目を細めたりすることがあります。
3.物音に反応しない
犬は緊張しているときや警戒心を持っているとき、周囲に対して敏感な反応を示します。
これから何が起こるかわからない、怖いことがあるかもしれないと思っていると、ちょっとした物音などにも過敏になる傾向があります。
反面、完全にリラックスできる空間では、ちょっとしたことには反応せず、多少音を聞き取ったとしても動きを見せないことがあります。
このようなときは、家の中への安心感や飼い主さんに守られているという気持ちが強いと考えられます。
愛犬にリラックスしてもらうためのポイント
落ち着いた態度で接する
愛犬にリラックスしてもらいたいと思うときは、まず飼い主さんが落ち着いた態度で接することが大切です。
飼い主さんが慌てていたりパニックになったりすると、犬はその様子を見て同じように落ち着かない気持ちになります。
声のトーンは高すぎず低すぎず、ゆったりとしたペースで声かけすることを意識しましょう。
毛並みに沿ってゆっくりなでる
なで方によっても犬の気持ちが変わることを覚えておきましょう。
リラックスしてもらいたいときは、その犬の毛並みに沿ってなでることが大切です。さらに、呼吸に合わせてゆっくりとなでてあげるようにしてください。
毛を逆立てるようにワシャワシャとなでると、犬は次第に興奮状態になってきます。
体を使って思い切り遊ぶときや、ドッグスポーツのスタート前などにわざとこうしたなで方をしてテンションをあげることもあるので、上手に使い分けましょう。
愛犬用のスペースを用意する
家の中や外泊先などで愛犬にリラックスして過ごしてもらいたいなら、犬専用のスペースを用意してあげましょう。
広すぎるスペースは落ち着かないので、犬が体を伸ばして寝たり、無理なく方向転換したりできる程度の広さでOKです。
また、その場にいるときはむやみになでたり声かけしたりせず、犬のペースで過ごさせてあげてください。
そのような場所をつくってあげることで、犬も心からくつろぐことができるのです。
まとめ
愛犬が心からリラックスしてくれると、飼い主さんも同じように心が休まるのではないでしょうか。
愛犬が家の中で安心して過ごしているか、反対にどのようなときに緊張しているかを知ることは、より良い生活環境をつくるための助けになると思います。
日頃から愛犬の様子を確認し、リラックスできる環境づくりや接し方を意識してみてくださいね。
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