愛犬が飼い主につきまとう心理
1.群れの仲間だと思っている
愛犬が飼い主につきまとうのは、群れの仲間だと思っているからです。
犬は群れで生活をする動物です。野生であれば、常に群れの仲間と一緒に行動していたでしょう。
人間の家庭の中で一緒に暮らすようになった今も、群れで生活する動物としての本能が残っており、飼い主を群れの仲間だと認識し、一緒に行動しようと考えているのだと推測できます。
このような場合には、ただ単純につきまとうだけで何かを要求するわけではありません。洗濯物を干したり料理をしたりする飼い主をそばで見守っているでしょう。
2.要求したいことがある
愛犬が飼い主につきまとうのは、要求したいことがあるからです。
- ごはんがほしい
- おやつがほしい
- お散歩に行きたい
- おもちゃで一緒に遊んでほしい
- 撫でてほしい
- トイレに行きたい
このようなことを要求したいのではないでしょうか。
ごはんやおやつは、愛犬から要求される度に与えていると、肥満になったり病気になったりする恐れがあります。時間やタイミングを決めて与えるようにしましょう。
排泄を我慢することがないよう、トイレは常に清潔にしておきましょう。トイレが汚れたままであると、粗相の原因にもなることがあります。
3.甘えたい
愛犬が飼い主につきまとうのは、甘えたいからです。
撫でてほしくてつきまとうこともありますし、抱っこしてほしくてつきまとうこともあります。「スキンシップがしたい」と言っているのです。
飼い主への愛情表現やコミュニケーションとして甘えているのではあれば全く問題ありません。注意したいのは、寂しさや不安から甘えているのではないか、ということです。
明るい気持ちであれば、犬の表情も明るく、笑顔のように見えます。もしも寂しさや不安があるのであれば、しょんぼりとした表情をしているでしょう。
4.分離不安症
愛犬が飼い主につきまとうとき、分離不安症である可能性があります。
飼い主の姿が見えなくなったとき、鳴いたり吠えたりし、パニックを起こすようなことがあれば、分離不安症であると言えるでしょう。
お留守番中、飼い主がそばにいないことへの不安や恐怖から、物を噛んで破壊したり、自分自身を噛んで傷つけてしまったりすることもあります。
子犬の頃、可哀想だからと常に一緒にいようとすることがありますが、成犬になったからとお留守番の時間が増えたとき、分離不安症を発症するきっかけになることがあります。
お留守番することには慣れているものの、飼い主の仕事の都合でこれまでよりお留守番している時間が長くなったときにも、分離不安症を発症するきっかけになることがあります。
また、過剰な甘やかしも分離不安を発症するきっかけになりやすく、飼い主への依存が原因であることがあります。
可哀想だと思わず、愛犬にもひとりで過ごす時間を適度に与え、自立することを覚えてもらいましょう。
まとめ
愛犬が飼い主につきまとう心理を4つ解説しました。
- 群れの仲間だと思っている
- 要求したいことがある
- 甘えたい
- 分離不安症
筆者にも、3匹のかわいいストーカーがいます。最近では高齢になったからか、つきまとわれない日もありちょっぴり寂しさを感じることがあります。
お風呂から出るとドアの前で待っていてくれたり、洗濯物を干すときもついて来てくれたり、愛犬のつきまとい行為って、飼い主にとっては嬉しくかわいいものですよね。
もしも寂しさや不安などのネガティブな気持ちから飼い主のつきまといをしている可能性があるのであれば、その寂しさや不安の原因が何であるかを知る必要があります。
「分離不安症なのでは?」という行動が見られるときは、かかりつけの獣医師に相談してくださいね。
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