1.犬に考えさせる
賢い犬に育てるためには、様々なことを覚えさせるだけでなく、犬自身が考えて行動をできるようにすることが大切です。
そのため、しつけをするときには、強制的に指示に従わせるだけでなく、犬に考えさせることも意識しましょう。
指示を出したときに犬が迷ったりわからなくなったりしているとき、すぐに指示を繰り返してしまうのではなく、数秒待ってあげてください。
その間に「何のことだっけ?」「どうすればいいんだっけ?」と犬に考えさせるようにして、犬自身が何らかの答えを出すのを待ちましょう。
出した答えが間違っていた場合は、決して叱らないようにして、正しい行動に誘導してあげます。
また、自分自身で考えられない、答えが出せないという様子であれば、小さな仕草や指示でヒントを出して、段階的に考える力をつけていきます。
2.社会性と自信をつける
自分で考えて行動できる賢い犬になるためには、犬に多くのことを経験させて社会性と自信を身につけさせることが必要です。
どのような犬にとっても「社会化」は必要で、人や犬、場所、音などあらゆるものに慣らしておくことで、必要以上に怖がったりストレスを感じたりすることなく生きていくことができます。
反対に、不安感が大きい犬や自分に自信がない犬は、自ら考えて行動することが簡単にはできません。
多くの経験を重ねることで思考力も上がるため、生後3~4か月頃の社会化期だけでなく、生涯を通して社会化して経験値を高めることを意識していきましょう。
3.犬の行動をほめる
愛犬を賢く育てたいのであれば、犬の行動をよく観察して、たくさんほめることを意識しましょう。
愛犬のことが大好きで可愛がっている人であれば、「可愛いね~!」「いい子だね」などとほめて慈しんでいると思います。
そうした接し方は、愛犬への愛情を伝えるためにとても大切なことですし、愛犬も幸せを感じることでしょう。
しかし、ただほめて可愛がることと、犬の行動を認めてほめることは少し違います。
犬が自分で考えて行動をしっかりと観察して、その結果をほめたり叱ったりするだけでなく、「考えて行動した」という過程をほめてあげることが大切です。
自分のしたことが認められるということは、人間同様に犬も自己肯定感が上がると考えられます。
意思を持って行動したことを認めてあげることで、犬は自信を持って行動できるようになり、ほめられることがモチベーションとなって、自分で考えて行動することが増えていきます。
4.遊びながらしつけをする
上記したような接し方で、賢い犬にするための“土台”がつくれたら、しつけやトレーニングをたくさんおこなって、様々なことを教えていきましょう。
トレーニングをするときは、犬が楽しみながら積極的に取り組めるように、遊びを織り交ぜるのがおすすめです。
トレーニングは強制的におこなってもなかなか身につかないので、犬自身が前向きに取り組めるような工夫が必要です。
愛犬の性格や犬種ごとの気質・本能などに合わせて、おもちゃ遊びやドッグスポーツなどを取り入れながら効果的なトレーニングをおこないましょう。
まとめ
自分で頭を使って考えて行動できる賢い犬にするためには、日頃の接し方やトレーニング方法で工夫をすることが大切です。
また、愛犬の行動や様子をしっかりと観察して、その気持ちを理解して寄り添ったり、考えを認めたりすることもとても重要なポイントだと思います。
愛犬と一緒に飼い主さんも楽しくトレーニングをおこなって、お互いに成長していきましょう。
■関連記事
・お出かけをしようとしたら、犬が嫌がってしまい…テーブルで繰り広げられた『可愛すぎる攻防戦』が47万再生「表情ww」「愛おしい」と絶賛の声
・犬が寒いと感じる温度は何度?秋冬の適切な温度や対策方法について
・『生まれつき目の見えない犬』がお母さんの後を追いかけて…階段で見せた『一生懸命な光景』が16万再生「あかん、泣ける」「頑張れって声出た」
・『お母さんの外出を犬が寂しがっている』と思いきや…出ていった瞬間→ちょっぴり切ない『想定外の様子』が41万再生「役者すぎる」「笑ったw」
・『自分が選んだと思っていたけど…』保護犬カフェで運命の出会い→涙が出るほど『尊い光景』に1万いいね集まる「運命」「僕のって顔」と絶賛の声