犬が腰を痛めているときにみせる行動
1.ゆっくりと歩く
犬が腰を痛めているとき、いつもよりゆっくりと歩くようになることがあります。
お散歩中、愛犬がいつも早歩きで楽しそうに嬉しそうに歩くタイプなのであれば、“今はお散歩の気分じゃなかったかな？”と感じられたり、“もしかして体調が悪いのでは…？”と心配になったりするでしょう。
常に痛みがある状態なのか、歩くときにのみ痛みを感じる状態なのか、愛犬の様子をよく観察して見極めることが大事です。
大好きなはずのお散歩に行きたがらないとき、リードを優しく引いて歩かせようとすると痛がって鳴き声を上げるときは、なるべく早く動物病院で診てもらいましょう。
2.座っておしっこをする
犬が腰を痛めているとき、常に座っておしっこをするようになることがあります。
オス犬の場合、片足を上げておしっこをするときもあれば、座っておしっこをするときもあります。
しかし、腰を痛めていると、痛みや違和感から片足を上手く上げることができなくなってしまうことがあります。
そうすると、常に座っておしっこをするようになることがあります。また、片足を上げようとするけれど、途中でやめてしまう様子が頻繁に見られるようになることがあります。
高齢になると、オス犬も座っておしっこをすることが多くなります。若く健康な犬なのであれば、常に座っておしっこをするようになったとき、腰痛を疑って検査を受けてみるのもよいかと思います。
3.立ち上がれない
犬が腰を痛めているとき、立ち上がるときに失敗するようになることがあります。
いつもはスッと立ち上がることができるのですが、腰を痛めていると、立ち上がることに失敗し、しりもちをついてしまうことがあります。
何度も何度も失敗し、立ち上がることを諦めてしまうこともあります。立ち上がろうとするけれど、痛みから鳴き声を上げてしまうこともあります。
高齢の犬なのであれば、立ち上がるときに補助をしてあげる必要があります。補助ハーネスをつけてお散歩することも検討しなければなりません。
4.段差を越えられない
犬が腰を痛めているとき、段差を越えることができなくなることがあります。
段差を越えようとしたとき、腰に痛みが走るのです。段差を越えようとして、途中でやめてしまうこともありますし、段差の前で立ち止まるようになってしまうこともあります。
腰の痛みが小さいうちは、低い段差は越えることができますが、痛みが大きくなると、段差が高ければ高いほど、越えることを嫌がるようになることがあります。
自宅の室内でも、なるべく段差のない場所で過ごすようにし、つまずいて転倒することがないよう注意しましょう。
犬の腰痛を引き起こす原因
筋力の低下
高齢になるにつれて筋力が低下すると、腰に負担がかかるようになり、痛みが起こることがあります。
毎日のお散歩を習慣にし、お散歩に行けない日は室内でできる遊びを取り入れ、運動不足にならないように注意しましょう。
腰へのダメージの蓄積
犬がソファーなどの高い場所への上り下りをするとき、階段の上り下りをするとき、走ったりジャンプしたりするとき、腰に大きな負担がかかります。
そのダメージが少しずつ蓄積し、ある日突然、痛みとなってあらわれることがあります。犬の腰に普段がかかる行動は制限するようにしましょう。
まとめ
犬が腰を痛めているときにみせる行動を4つ解説しました。
- ゆっくりと歩く
- 座っておしっこをする
- 立ち上がれない
- 段差を越えられない
腰の痛みを放っておくと、歩くことができなくなってしまうことがあります。歩き方に違和感があるなどするときは、動物病院で検査を受けてみましょう。
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