️3位:キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
キャバリアは「キングチャールズ」と名前に入っている通り、イギリスの歴代王室に寵愛された伝統ある愛玩犬です。
犬特有の能力で人間の生活をサポートしていた使役犬由来の犬種と違い、もともと人間に可愛がられることが目的の犬種であるため、優しく人懐っこい子が多いのが特徴です。
その穏やかで友好的な性格は「コンフォーター・スパニエル」すなわち「癒しのスパニエル」と形容されます。絹糸のような艶やかな被毛も王侯貴族の寵愛を受けてきた歴史を感じさせてくれます。
遺伝性疾患に注意
キャバリアは、小型犬の割に平均寿命が短いことでも知られています。これは遺伝性疾患を発症する可能性が高いことが原因です。
特に僧帽弁閉鎖不全症を代表とする心疾患には要注意。日頃からキャバリア専用フードを与えたり、定期的な健康診断を受けたりして、健康状態をこまめに把握しておくことが大切でしょう。
また見落としがちですが、キャバリアもパグやフレンチブルドッグと同じ「鼻ぺちゃ」の短頭種に当たります。短頭種ならではの呼吸器疾患や、温度管理にも注意が必要です。
️2位:ラブラドール・レトリバー
優しい犬種といえば、ラブラドール・レトリバーも欠かせません。盲導犬や介助犬として体の不自由な人を献身的にサポートするイメージも強いですよね。
ラブラドールが盲導犬に選ばれるのにはいくつか理由がありますが、人間が好きで人間と一緒にいることを好む性質はその前提となっています。基本的に人間を喜ばせるのが好きなので、飼い主さん以外の人に対しても警戒心なく友好的に振る舞えます。
遊びや運動でストレス発散を
ラブラドールは大型犬のため、日々それなりの運動量が必要になります。運動不足は犬にとって重大なストレス要因となります。遊びや運動の時間をたっぷりとって発散させてあげることが大切です。
また優しいけれど「穏やか」というより「好奇心旺盛」な一面もあるため、特にパピーの頃にはイタズラに注意が必要でしょう。
️1位:ゴールデン・レトリバー
ラブラドールとよく似ているけれど違う犬種、ゴールデン・レトリバーもやはり優しさでは群を抜いた犬種です。
ラブラドールとの違いは被毛の長さだけでなく、実は頭蓋骨の形がゴールデンの方が少し尖っているという点もあります。たおやかで長い被毛が全身から「穏やかで優しい」雰囲気を放っていますよね。そのイメージ通りで穏やかで優しい子が多く、人間に寄り添うことのできる犬種です。
肥満に要注意
ゴールデン・レトリバーは肥満になりやすい犬種です。肥満が万病の元であるのは人間も犬も一緒。特に犬の場合は肥満になると足腰への負担がかかって生活の質を悪化させてしまうため要注意です。おやつを与えすぎないことはもちろん、しっかり運動して適正体重を保つよう心がけましょう。
️まとめ
1つだけ注意してほしいのは、今回紹介したのはあくまで『優しい子が多いとされている犬種』であり、この犬種であれば『必ず優しい性格』というわけではないということです。
私たち人間も「日本人は全員こういう性格」と一括りにはできないように、犬の性格にも個体差があります。勝手に期待をかけて「優しく穏やかだと思ったから飼ったのに全然違った」と飼育放棄をするようなことがあっては絶対にいけません。
またどんな犬種の犬であっても子犬の頃はやんちゃな傾向が強いですから、そこも根気強く対応することが必要です。その子の性格としっかり向き合って一緒に年を重ねれば、どんな子だって愛おしい存在になりますよ。
■関連記事
・犬が見せる『ストレス限界サイン』3選!こんな行動をしていたら必ず対処して!
・犬は再会を毎回喜んでくれている!きちんと触れて応えてあげよう
・生後7ヵ月の赤ちゃんと大型犬→目の前におやつを置いてみたら…壮絶すぎる『争奪戦』が5万再生「既に人生競争を知る…w」「可愛い」と絶賛
・テレビの中でクマに襲われている犬→見ていたワンコがピンチを察して…次の瞬間に見せた『まさかの行動』が4万再生「たまらん」「優しい」と悶絶
・犬の来客に吠える癖が直らない!その理由と3つの対策