『犬を追いかけると逃げる』心理
1.追いかけっこが楽しい
犬の祖先は狩猟をして生活していたので、現代のどの犬にも走って遊ぶことが楽しいという感覚が残っています。
生まれたばかりの子犬もきょうだいとはじゃれあうだけでなく、追いかけっこをして遊びます。飼い主が追いかけると逃げるのはその頃の名残とも言えます。
犬が楽しそうな表情をして逃げたのならば、飼い主を遊びに誘っているのかもしれません。
2.かまってほしい
飼い主が追いかけてくれる、かまってくれるのが嬉しくて犬はわざと逃げることがあります。
急いでいるときなら怒る人もいますが、犬は怒られても飼い主にかまってもらえる嬉しさの方が大きいようです。
3.苦手なことから逃げたい
これからブラッシングをされる、病院に連れていかれるなど、苦手なことが起こるとわかっていると犬は逃げ出します。
犬は飼い主の行動をよく見ているので、お手入れや出かける準備をしていると『これから苦手なことが始まる』とわかります。
仕方がないですが、苦手なことが終わったらおやつをあげるなどして、犬には慣れてもらうようにしましょう。
4.飼い主の近くに行っても良いことがない
苦手なことから逃げるのと似ています。飼い主の近くに行っても特に用事もない、いきなり体を触られたり抱っこされたりする、という理由で犬は逃げているのかもしれません。
叱るときに名前を呼んでいることが多ければ、犬は自分の名前に対して良いイメージを持たなくなってしまいます。
また体を撫でられるのが好きな犬は多いですが、全ての犬がそうとは限りません。そもそも体を羽交い絞めにされる、高い位置から人間の手が降ってきたら怖いと感じますね。
犬に逃げられるときの対応
おやつで気をひく
逃げ出した犬を早く捕まえなければいけないとき、おやつで気をひいてみましょう。筆者も愛犬が散歩中に首輪やリードが手から離れてしまい、逃げてしまったという経験が何度かあります。
犬が視界に入る範囲にいるのであれば、おやつを取り出すと大抵の犬は近寄ってきます。他の犬と飼い主がいる場合は、その人にもおやつを見せてもらって愛犬を捕まえてください。
無視をする
愛犬が逃げて追いかけっこをしたそうであれば、飼い主は無視をしてみてください。飼い主が追いかけてきてくれないとわかると犬は逃げるのをやめて戻ってきます。
筆者も愛犬が逃げ出したとき、愛犬を無視して他の犬におやつをあげたり撫でたりする方法を使います。
近くに知り合いがいないときは難しいですが、犬は1人で遊ぶより仲間のそばにいた方が楽しいとわかると戻ってきます。
呼び戻しの習慣をつける
家の中や安全な場所なら心配ありませんが、道路などで犬が逃げ出してしまうと交通事故や迷子になってしまう危険性があります。
普段から『おいで』『来い』などのコマンドで飼い主の近くに来るように呼び戻しの習慣をつけましょう。難しいですがおやつを使って練習します。
犬の性格を理解する
犬と言えば飼い主に忠実、飼い主のことが大好きでいつも隣にいるというイメージが強い人もいるでしょう。しかし実際はそうとは限りません。
甘えん坊な犬もいれば、1人の時間が欲しい犬もいます。飼い主は犬と常に一緒にいたいと思っても、もしかするとその犬はベタベタするのが嫌いなタイプなのかもしれません。
愛犬に逃げられることが多いのであれば、その犬がどんなときに喜んでどんなときに嫌がるのかを理解してあげてください。
まとめ
犬が自分から逃げる、言うことを聞かないときは冷静になることが大切です。焦ったり怒ったりする人もいますが、犬は落ち着きがない人のことは頼りにしません。
犬とは落ち着いて接し『この人ならついていきたい』と思われる飼い主になるよう、その犬のペースに合わせて行動してみましょう。
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