「短足」といわれている犬の共通点や注意点とは
犬の中には他の犬種よりも足が短めの犬種が存在します。短足といわれる犬種たちは、もともと小動物を狩猟する役割を担っていたり、牧羊犬としての役目を果たしていた犬が多く、活躍しやすいようにと交配によってあえて短足に生まれた犬種も存在します。
短足犬を飼うにあたり、足腰への負担は他の犬種よりも配慮しなければなりません。
たとえば、滑らないようにフローリングの上にマットを敷いてあげたり、高低差のある場所に登る場合はペットスロープを設置してあげたり、階段は無理に自力で昇降させず、飼い主が抱っこで運んであげましょう。
他にも、太り気味になってしまうと足腰への負担が強くかかりやすいので、食事や体重管理はしっかり行ってあげてください。
また、夏場は照り返しの影響を受けやすいので、散歩に連れていく時間帯にも特に注意が必要です。
『足が短い犬種』5選
足が短いといわれている犬種には、どのような犬種が該当するのでしょうか。
1.ダックスフンド
日本でも人気の高いダックスフンド犬種は、短い足に長い胴体が可愛らしい犬です。もともとはウサギやアナグマの猟を行っていたため、小さい穴でも入りやすいようにとこの体型に改良されたといわれています。
平均寿命も長い傾向にありますが、短足胴長犬種であるゆえに椎間板ヘルニアにかかりやすいので、高低差のある場所や段差には特に注意してください。
2.コーギー
牧羊犬や牧畜犬として活躍していたコーギーは、その表情の豊かさとプリッとしたおしりが魅力的な犬種です。足が短い犬種ですが、とても運動神経が良く、運動量も大型犬並みに必要な犬種でもあります。
さらに友好的な犬が多い犬種でもあるので、ドッグランなどに連れていくと他の犬たちと交流しながら運動不足を解消できるのでおすすめです。
3.バセットハウンド
長い垂れ耳と弛んだ皮膚が特徴的なバセットハウンドは、足が短いためにユニークな見た目をしているとして愛好家の間で人気です。
祖先は鹿狩りをしていた犬種ですが、性格は温厚で家族に対する愛情も深いため、家庭犬として世界中で親しまれている犬種でもあります。垂れ耳なので、足腰に関する疾患だけでなく、耳に関する疾患にも注意してあげましょう。
4.ペキニーズ
短頭犬種にも該当するペキニーズは、足も短めな犬種なので、とても愛くるしい見た目をしているとして人気の高い犬種です。
もともと家庭犬として改良された犬種なので、落ち着いていてマイペースな印象の強い犬です。そのため、犬でありながらも「猫のような犬」と称されることがあるほど。ただし、飼い主に対する愛情は深いので、飼い主ならではの甘えるような姿を見せてくれるでしょう。
5.ノーリッチテリア
もともとアナグマやネズミなどを狩猟する犬種として活躍していたノーリッチテリアは、その仕事柄から足が短い特徴が重宝されていた犬種でした。
狩猟犬としての気質が現在も強く残っているため、遊び好きで活発、勇敢な性格の犬が多く、きちんとしつけを行わなければ吠え癖がついてしまうこともあるので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。足が短い犬種は、総じて足腰に負担のかからない生活を送らせてあげることが大切です。
他にも肥満や夏場の散歩には十分に気をつけて、健康的な生活が送れるよう飼い主が配慮してあげてくださいね。
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