犬の甘噛みをやめさせるべき理由
子犬の歯の生え替わり時期から見られる甘噛みですが、人の手を甘噛みするのを放置するのはNGです。「痛くないから大丈夫」といって放っておくと、重大なトラブルが生じるかもしれません。まずは、犬の甘噛みをやめさせるべき理由について知りましょう。
成犬後の本気噛みにつながる
子犬のうちは「歯が痒い」という理由で甘噛みをするものですが、そのまま放置すると噛み癖のある犬に育ってしまうことがあります。噛み癖が付いた犬の中には噛む力をコントロールできなくなり、本気で噛みついてしまうことも少なくはありません。
成犬後の強い顎の力だと、甘噛みであっても重大なケガを負う可能性が出てくるため大変危険です。
飼い主とよい関係が築けない
たとえ子犬の甘噛みでも痛みを伴い、それが成犬であれば耐え難い痛みが生じます。そんな状態が続けば、愛犬への愛情が消えてしまいかねません。
愛犬に対する恐怖心が出てしまえばしつけに悪影響を及ぼし、信頼関係も崩れていってしまうでしょう。そうなる前に、何らかの対策を立てる必要があります。
家庭内での破損やケガのリスクが増える
甘噛みや噛み癖のある犬は有り余る欲求を晴らすために、電源コードや家具をボロボロに破損する機会が増えてしまいます。また、興奮すると人に噛み付く可能性があるため、家庭内でケガ人が出てしまうかもしれません。
今は問題がなくても、やはり甘噛みを放置するのは避けるべきことです。
社会生活でトラブルになる恐れ
一度噛む癖が付いた犬は、家族以外の人やほかの犬にも危害を与える可能性が出てきます。成犬になって歯をむき出しにするようになれば、たとえ飼い主さんでも普通に接することが難しくなるでしょう。
公園やドッグランへ連れて行くことはもちろん、散歩自体ができなくなる可能性も高まります。
犬の甘噛みを改善させる方法
犬の甘噛みは、早期のうちに対策を取るのが重要です。もし愛犬の甘噛みにお悩みの方は、次の改善方法を試してみてください。
子犬のうちからしつけを行う
甘噛みは子犬のうちからしっかり対策を行いましょう。噛んでも破損しない犬用のおもちゃを与えて、「噛んでいいものはこれ」と決めてしまいます。
犬にとって噛む行為は本能的なものなので、それ自体をやめさせることはありません。ただし、噛む対象はおもちゃに限定させましょう。犬のストレスをうまく解消させながら、噛む行為とうまく付き合うのがコツです。
その場を立ち去る
もし愛犬が手や足を噛んできたら、その場を立ち去ってしまいます。「痛い」「やめて」と声を出すと、犬は「遊んでもらっている」と勘違いする可能性があるため注意が必要です。
もし叱るなら、「ダメ!」と低い声でひと言だけ発するようにします。同居家族がいる人は、この機会にコマンドを統一させましょう。
また、ロープの引っ張りごっこのような、犬が興奮しやすい遊びはできるだけ避けるのがおすすめです。遊ぶ際は、犬が興奮する前にやめるようにしましょう。
専門家にアドバイスをもらう
甘噛み対策をトライしたけどうまくいかない場合や、すでに成犬になっているため難しい場合はドッグトレーナーなどのアドバイスをもらうのがおすすめです。
とくに本気噛みをする成犬は、近づくのも大変危険です。自分ひとりで何とかしようとせずに、早めに相談を行ってみてください。
まとめ
犬の甘噛みは、放置すると重大なトラブルにつながる可能性があります。ぜひ子犬のうちから対策を行い、早期改善を図りましょう。危険が伴う場合は、必ず専門家に相談してくださいね。
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