犬がツラさを訴えている時、考えられる理由とは
犬が「ツラい」と感じる理由は、大きく分けて身体的要因と精神的要因の2つがあります。
前者であれば、体調不良や怪我などによる痛みや不快感が原因なので、早めに動物病院へ連れていく必要があるでしょう。後者の場合は、愛情不足や退屈さ、運動不足、生活環境の悪さなどによるストレスが主な原因です。
犬はツラいとき、行動や仕草を通して飼い主に訴えかけてきます。犬のコミュニケーション手段の1つである鳴き声で訴えかけてくることもあるので、愛犬の鳴き声に不安感や違和感を覚えた場合は、注意深く愛犬の様子を観察して原因を突き止めましょう。
犬が『ツライ』と思っているときの鳴き方4選
犬が「ツラい」と思っているとき、どのような鳴き方をするのでしょうか。
1.鼻を鳴らすように「ク〜ン」と鳴く
どこか甘えるような、少し切なげな声で「ク〜ン」と鳴くときは、寂しさから不安を感じていることが多いでしょう。自ら近寄ってきて体を密着させるように鳴いているならば、体を撫でてあげたり声をかけてあげたりして愛情を伝えてあげてください。
もしも元気がなさそうに、どこか弱々しい声で「ク〜ン」と鳴いている場合は、体に不調を感じている可能性があります。優しくスキンシップを取りながら、庇おうとする箇所はないか確かめてみましょう。
2.「キュンキュン」と小さく鳴く
「キュンキュン」と小さく鳴くときは、体のどこかに痛みなどの違和感を覚えている可能性が高いでしょう。か細い声で鳴いているので、あまり大きな声を出してしまうと痛みが悪化すると直感しているのかもしれません。
犬が痛みを感じる箇所はさまざまですが、お腹や足腰に痛みを感じるケースが多いようです。庇うように歩いていたり、その場から動こうとしない、いつもと座り方が違うといった異常が見られるので、細かい部分まで観察してください。
3.「キャン!」と叫ぶ
触ろうとしたとき、あるいは立ちあがろうとしたときなどに「キャン!」とまるで叫び声を上げるように鳴いている場合は、その動作をする際に負担や衝撃のかかる部分に痛みが生じたサインです。
特に立ち上がったり歩いたりしたときに足の付け根や膝蓋骨(膝付近)に痛みが走り、叫び声のような鳴き声を出すことが多くあります。脱臼や骨折、ヘルニアなどの疑いがあるので、早めに動物病院で診てもらいましょう。
4.「クゥ〜、クゥ〜」と不安そうに鳴く
「クゥ〜、クゥ〜」と不安そうに何度も鳴いている場合は、体のどこかに痛みや不快感を覚えています。先ほど紹介したように、腹痛や脱臼や骨折、怪我などによる痛みだけでなく、吐き気などでも鳴き声を出して症状が現れる前に訴えることがあります。
ただし、寂しがり屋な犬や分離不安気味の犬の場合は、極度の寂しさから鳴いていることもあるので、普段の愛犬の行動と照らし合わせて見極めましょう。
鳴き声と一緒に症状が現れていたら速やかに病院へ
鳴き声だけで判断するのは難しいケースも多くあります。その場合は、以下のような症状が同時に現れていないか確認してください。
- 下痢や嘔吐
- 元気消失
- 食欲低下
- 動作に違和感を覚える
- 体を小刻みに震わせている
- 近づいたり触れようとすると威嚇する
- 痙攣や失禁
紹介した鳴き声と共に、以上の症状が1つでも当てはまる場合は、念のため、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
まとめ
犬は「ここが痛い」「気持ちが悪い」などと言葉で伝えることができません。したがって、飼い主が鳴き声や行動の異変などを察して早めに動物病院へ連れて行き、診察や治療を受けさせてあげることがとても重要です。
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