犬が絶対食べてはいけない『春の植物』5選
春になると道端や公園の花壇などにさまざまな草花が咲き誇ります。
美しい植物の育つ様子を見ながら散歩するのは気持ちが良いですが、中には犬が誤食してしまうと危険な状態に陥る植物もあるので気をつけましょう。
1.福寿草
福寿草は1月下旬頃から3月中旬頃を目安に花を咲かせる植物です。道端に咲いていることが多く、一見するとタンポポに似ている黄色い花を咲かせます。
しかし、このどこにでも咲く福寿草は、根や茎、花、全てに毒を持つため非常に危険です。誤って食べてしまうと、呼吸困難や血圧上昇、心臓麻痺などを起こし、健康に悪影響を及ぼすので気をつけましょう。
2.ウマノアシガタ
4月頃から草むらや道端で見かけるようになるウマノアシガタは、小さな黄色い花を咲かせる植物です。一見すると無害なので、可愛らしいと近づいてしまうと、愛犬がパクッと食べてしまうことも…。
ウマノアシガタの葉や茎には、プロトアネモンという刺激性の成分が含まれているため、うっかり口や皮膚につけてしまうと炎症を引き起こします。
また、誤食してしまうと嘔吐や下痢、元気消失や幻覚症状などを招く恐れもあるため、絶対に誤食しないよう見張っておきましょう。
3.ワラビ
道路脇や空き地、山中などで見かけることのあるワラビは、4月頃から見かけることが増えます。
ワラビは全体に天然毒が含まれていて、これにはビタミンB1を分解する酵素が含まれているので、犬が貧血症状を起こす事例も報告されています。
また、不整脈や骨髄機能障害といった重篤な症状を引き起こすこともあり、誤食した量や犬の健康状態によっては、急性中毒死に陥る危険もあるので近づかないようにしてください。
4.チューリップ
春になると花壇で見かける頻度が増える色鮮やかなチューリップ。
散歩中に見かけるとつい立ち寄ってしまったり、近づいて見入ってしまう人も多いでしょう。
しかし、チューリップは球根をはじめ、全体に毒素が含まれているため、誤食すると嘔吐や下痢、大量のよだれ分泌や痙攣発作、呼吸困難など、さまざまな症状を招きます。
腎不全を発症した場合、死亡率も高まるので、犬は近づかないように気をつけてください。
5.スイセン
スイセンは2月から4月にかけてラッパのような形をした花を咲かせる特徴的で美しい花です。
しかし、スイセンには毒が含まれているため、人間でも亡くなる危険性のある猛毒植物に該当します。
犬が少量でも食べてしまうと、重篤な嘔吐や下痢、痙攣、不整脈や低血圧といった症状を引き起こし、最悪の場合、死に至る危険性があります。
食べてしまったと気づいた時は、症状が現れていなくても病院を受診しましょう。
受診すべき植物を誤食してしまった時の危険な状態
紹介したような犬が食べてしまうと危険な植物を誤食してしまった場合、まずは注意深く1〜2日ほどは様子を見てあげてください。その際、少しでもおかしな様子を見せたらすぐに動物病院を受診しましょう。
また、嘔吐や下痢が同時に起こったり、痙攣、呼吸困難、食欲不振が続くといった異常が見られる場合も危険です。症状が重篤化する前に動物病院を受診し、検査や治療を受けてください。
また、スイセンやチューリップなどの猛毒が含まれている植物を誤食してしまった場合は、気づいたタイミングで動物病院を受診すべきでしょう。
症状が現れていなくとも、突然重篤な症状を引き起こす危険があるので、あらかじめ相談しておくと安心です。
まとめ
春の散歩は陽気も気持ちが良く、あたりには草花が咲き始めるため、犬も飼い主も浮かれた気分で散歩を楽しめます。
しかし、場所によっては今回紹介したような危険な植物も咲いているので、愛犬が誤食しないよう飼い主は気を引き締めましょう。
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