犬が物をくわえて頭を振り回す理由6つ
犬がぬいぐるみやロープといった物をくわえて、頭をブンブンと振り回す行動は人間から見ると不思議ですよね。
犬が物をくわえて頭を振り回す理由を6つ紹介します。
1.ストレス発散のため
犬は体を動かしてストレス発散をすることが多く、物をくわえて振り回すのもそのひとつです。運動不足を感じている時に発散行動を起こしやすいですが、楽しそうに遊んでいるように見えるなら大きな問題はありません。
ただ、激しく頭を振り回す場合は、周囲にぶつからないように注意をする必要があります。散歩時間が少ない、コミュニケーション不足といった思い当たる原因がある場合は改善につとめましょう。
2.歯が痒くてやっている
歯が生え始めの子犬は、むず痒さから物をくわえることがよくあります。頭を振り回すのも、歯の痒さを紛らわしているのかもしれません。
犬が口にくわえる物は、誤飲誤食がなく口に合うサイズであるかもチェックしてくださいね。
3.遊びの延長
理由はストレス発散と紙一重の差ですが、遊びの延長で犬は物をくわえたまま振り回すことがあります。興奮してくると、周りが見えなくなるほど夢中になることも多いです。
家具などにぶつからないように見守り、危険を感じる場合は一度ストップさせて安全な場所や物に変えましょう。床での転倒による怪我にも注意してくださいね。
4.狩猟本能を満たすため
犬は物を口にくわえると、元からある狩猟本能を刺激されることが多いです。ぬいぐるみを獲物のように扱っている場合は、振り回して仕留めている気持ちになっている可能性があります。
犬が物を激しく振り回したり唸ったりしても、この行動自体に大きな問題はありません。ストレス発散につながり、犬も気持ちが満たされている場合があります。
5.飼い主の注意を引くため
物をくわえて振り回した所を飼い主に喜ばれた経験のある犬は、「もっと遊んでほしい」「おやつをもらいたい」といった注意を引くために行動することがあります。
もし愛犬のアピール行動だと感じたなら、その場はあえて反応しない方が賢明です。その理由は、こちらは注意したり怒ったりしたつもりでも、犬は「喜んでもらえた」と受け止めることがあるからです。
6.病気を発症している可能性
犬が頭を振り回す理由の中には、病気である可能性も含まれます。物をくわえていないのに、頭を振ったり首を傾げたり見せる時は注意深く観察してください。
「中耳炎」を発症していると、不快感やかゆみから頭を振るような行動を見せることがあります。
また、「前庭障害」や「脳腫瘍」、「脳炎」といった脳の病気であれば頭が安定せず、頭を振ったり首を傾げたりといったしぐさが見られるようになるため注意しなければなりません。
普段の行動をよく観察し、少しでも違和感があれば早期に動物病院を受診しましょう。体のバランス感覚や首を傾ける方向、瞳孔の開きや目の動きなどもチェックし、動画を撮影しておくと診察の際に役立ちます。
まとめ
犬が物をくわえて振り回す行動自体は、とくに大きな問題にはなりにくいです。周囲の安全や物の誤飲誤食に注意しながら、見守ってみてください。
もし違和感のある場合は、一度動物病院を受診するのをおすすめします。病気であれば早期発見が大切なのでよく観察し、早急に受診を行いましょう。
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