小型犬は体格が小さく細いがゆえの弱点も多い
日本では、犬の中でも小型犬の人気が高い傾向にありますが、それは住宅環境が関係していると考えられます。日本の住宅は他国に比べて狭い傾向にあるため、体の小さな犬の方が飼いやすいご家庭が多いのです。
そんな小型犬たちの平均寿命は、平均が14.68歳と全体平均に比べるとやや長めです。大型犬と比べると長生きしやすいと言われている小型犬ですが、実は体が小さいが故に気をつけなければいけないことも多くあります。
寒暖差に弱く体調を崩しやすかったり、食べ過ぎによる肥満になりやすかったり、肥満によって病気や怪我につながりやすいなどの傾向が見られるので、普段の生活習慣に気をつけましょう。
小型犬の『寿命が縮む』絶対NG行為5選
小型犬は生活習慣に気をつけてあげることで、健康寿命をのばすことにつながります。ここでは小型犬の寿命が縮む恐れのある絶対NG行為を紹介するので、当てはまる場合は生活習慣を見直しましょう。
1.小型犬に適していない食事量
小型犬を飼っている飼い主は、「かわいい」という理由で甘やかしてしまいがち。食べ物を欲しがっている愛犬におやつやご飯を欲しがるだけ与えてしまうと、小型犬の場合はあっという間に規定量を超えてしまいます。
食べすぎると肥満になり、体が支えられず負担をかけてしまいます。怪我や病気の原因になりやすくなるので、食べ物の与え過ぎには気をつけましょう。
2.激しい運動や運動のさせすぎ
小型犬は体が小さく細い犬種が多いため、激しい運動や運動のさせ過ぎには注意が必要です。激しい運動をさせてしまうと、関節を痛めたり怪我につながるリスクが高く、最悪の場合、後遺症が残る恐れもあります。
また、運動をさせすぎると体力を過度に消耗してしまい、体調不良や免疫力の低下につながることも。小型犬は犬種ごとに適した運動量や遊び方に注意を払ってください。
3.高低差のある場所への昇り降り
室内であっても高低差のある場所には注意してください。例えば、階段やソファ、ベッドなどの昇り降りは、一見すると大した高さに思えません。しかし、小型犬にとっては非常に大きな高低差のある場所なので、昇り降りを繰り返すことで足腰や関節に負荷がかかります。
また、着地した際に足に衝撃が走り、脱臼や骨折してしまう事例も数多く報告されています。ソファやベッドなどの高さのある場所には、ペットスロープなどを設置して怪我や負担のリスクを軽減しましょう。
4.フローリングの上を走らせる
現在の日本住宅の多くは、フローリングの床が採用されています。しかし、フローリングはツルツルと滑りやすいため、体が小さく足の細い小型犬にとって、関節部分に負担がかかりやすい仕様です。
フローリングの上を走らせてしまうと、足や関節部分に大きな負荷がかかってしまい、最悪の場合、転倒して骨折や打身を負ってしまう危険性もあります。
したがって、なるべくフローリングの上を直に走らせることは避け、愛犬が過ごす場所にはカーペットやタイルマットなどを敷いて対策しましょう。
5.不適切な環境での飼育
小型犬は他の犬種よりも免疫力が低く、体調を崩しやすいと言われています。そのため、不適切な環境で飼育してしまうと、途端に体に負担がかかり、体調不良を引き起こしがちです。
例えば、室温が適していない室内で過ごさせたり、定期的に掃除することを怠り、不衛生な環境で過ごさせたりすると、体温調整がうまくいかずに体調を崩したり、埃などのハウスダストによってアレルギー反応を起こすこともあるでしょう。
なるべく愛犬が過ごす場所では犬に適した環境を整えるよう心がけ、健康面でも精神面でも快適に過ごせるように気をつけてあげてください。
まとめ
小型犬は、他の犬種よりも足や関節が弱く、免疫力も低い傾向にあります。そのため、屋外ではもちろん、室内でも安全面に注意を払い、愛犬が安全に快適に過ごせるような環境づくりを心がけてください。
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