️知っていますか?ドッグフードの適正量
ドッグフードのパッケージをすみずみまで読んでいるという人は少ないかもしれませんが、パッケージに何を記載するかは「ペットフードの表示に関する公正競争規約」で定められています。
具体的には下記の9項目です。
①ペットフードの名称
②ペットフードの目的
③内容量の表示
④給与方法の表示
⑤賞味期限
⑥成分
⑦原材料
⑧原産国名
⑨事業者の氏名又は、名称及び住所
このうち「④給与方法の表示」として、総合栄養食の場合は「成長段階・体重・給与回数及び給与量」を記載すると定められています。
つまり総合栄養食のフードであれば、適切な給与量はパッケージを見ればわかるということです。ただし、以下の点で注意が必要です。
表示量は1日の給餌量
パッケージに記載されているのは「1日」の給餌量であることがほとんどです。ところが1日の給餌量を「1回」と勘違いして倍量与えてしまうケースが後を絶ちません。思い込みで判断せず、記載をしっかり確認することが大切です。
基準は体重だけじゃない
また念頭に置いておきたいのは、記載量はあくまで「目安」であるということです。フードに記載されているのは体重ごとの給餌量ですが、フードの給餌量を決めるのは体重だけではありません。
ライフステージはもちろん、室内飼いなのか外飼いなのか、運動量が多いのか少ないのか、季節はいつなのか、それらの複合的な要素によって適切な給餌量は決まります。
大切なのは愛犬が食べすぎていないか、逆に食べ足りない状態でないかをしっかり見極めることです。
️給餌量が多すぎたときの症状
肥満になる
食べすぎている場合の最もわかりやすい症状は肥満です。カロリーオーバーになれば、体重は必然的に増えます。
わんこには人間で言うBMIのように数値で肥満状態を判断できる指針はありませんが、見た目や触り心地から肥満であるかどうかは判断できます。
腰のくびれがなくなり、骨を触るのが難しくなってきたら要注意です。
嘔吐下痢
フードの量が多すぎる場合、内臓に負担がかかったり消化不良を起こしたりして、嘔吐や下痢の症状が現れることがあります。また体内で吸収しきれずに排出される量も増えるので、トイレの回数が頻繁になるのも特徴です。
胃拡張・胃捻転
フードを食べすぎていると、胃が異常に膨らんでしまう胃拡張や、捩れてしまう胃捻転を起こすことがあります。これらは症状が重いと命に関わることもある恐ろしい疾患です。食後にようすがおかしい場合は注意しましょう。
️給餌量が少なすぎたときの症状
被毛のツヤがなくなる
フードの量が足りないと栄養不足の状態に陥ります。栄養が不足すると皮脂の分泌量が減るため、被毛や皮膚がパサパサになり、ツヤが失われてしまいます。
問題行動が増える
お腹が空くとイライラすることがありませんか?わんこもそれは同じです。
フードの量が足りずに空腹感が募ったり、栄養不足になったりすると、ごはんをねだるための要求吠えはもちろん、空腹のストレスから破壊行動をとったりと、問題行動が多くなる傾向があります。
うんちが硬くなる
食べすぎている場合はうんちがゆるくなることが多いですが、逆に量が足りない場合には体内に吸収されるものの方が多いため、うんちが硬くなったりコロコロした小さいうんちになったりします。
️まとめ
ドッグフードを与える際には、できる限り給与量をグラム単位で計って管理するのがオススメです。
しっかり計測しつつ愛犬の体調やうんちの状態に気をつけていれば、パッケージの給与量にとらわれすぎず、愛犬の状態に適した量を見極められるようになりますよ。
■関連記事
・愛犬を長生きさせる10の秘訣!
・水辺を大型犬と散歩していたら…想定外すぎる『わんぱくな行動』に大焦りする光景が140万表示「お互い必死で草」「やるぜって使命感w」と爆笑
・大型犬に『トイレに行こう』と誘っても来ないので『来なくていいよ』と言ってみたら…まさかの展開が16万再生「心理戦w」「なんとなく分かる」
・超大型の子犬が『自分でソファに乗った』と思ったら…まさかすぎる『文句を言う光景』が31万再生「甘えたかったのかな?w」「可愛い」と絶賛
・犬が食べていい果物!与える際の注意点や食べてはいけないものも解説