️わんこに羞恥心はない?
わんこは喜怒哀楽がわかりやすく、実に感情豊かな生きものです。
嬉しいときや楽しいときは目をキラキラ輝かせて笑顔になり、悲しいときはシュンとして落ち込み、怒っているときには歯を剥き出す…まるで人間のようなこれらの反応を見ていると「恥ずかしいという気持ちもあるのでは?」と思うことがありますよね。
ですが現時点での専門家の見解では、わんこには羞恥心はないと考えられています。
例えば人間でも物心つかない幼い子どもには「恥ずかしい」という感情はなく、一般的に2〜3歳頃から羞恥心が芽生えるといわれています。
わんこの知能は人間の2〜3歳程度に相当するとされていますから、羞恥心が芽生える前の段階なのかもしれません。
️本当のところは?恥ずかしそうに見えるサイン
わんこに恥ずかしいという気持ちはないという説が有力ですが、人間から見ると「恥ずかしがっている」ように見えることが確かにあります。
これらのサインにはどのような意味があるのでしょうか。
トイレのときにこちらを伺っている
愛犬がおしっこやうんちをしているとき、まるで「恥ずかしいから見ないでよ」とでも言うようにこっちを見てくることはありませんか?
人間からするとトイレをしているところを見られたくないと思うのは自然な気持ちですが、実はわんこにはその感覚はありません。
トイレのときは無防備な状態ですから、敵に襲われないか警戒している必要があります。トイレのときにわんこがじっと見てくるのは「見ないで」という訴えではなく、むしろ「ちゃんと周りのこと見てくれてる?」という確認であるという説が濃厚です。
おっちょこちょいなミスをして気まずそうにしている
SNSやテレビの動物おもしろ映像特集などで、わんこがおっちょこちょいな失敗をする動画が紹介されることがあります。
失敗の後、なんだか気まずそうにこっちを見てきたり、照れ隠しをするように素知らぬふりをしている様子などは、人間のようで微笑ましいものです。
これらの行動も「恥ずかしい」というよりは、自分のミスに気づいて焦る気持ちを落ち着かせようとしているという方が近いと考えられています。
物陰に隠れている
失敗をした後やイタズラを叱られた後、恥ずかしそうに物陰に隠れてこっちを見ているということもあるかもしれません。
この仕草も恥ずかしくて身を隠そうとしているというより、怖いことがあって隠れている、怒られたくないために気配を消そうとしている、自分を落ち着かせるためにひとりになれる場所で気持ちを立て直しているなどの理由が考えられます。
飼い主さんのそばを離れない
人見知りのわんこの場合、お散歩で他のわんこと出会ったりドッグランに行ったりしても飼い主さんのそばを離れないという子がいます。
人見知りの子どもがお父さんやお母さんの後ろに隠れて恥ずかしがっている姿に似ていますが、わんこの場合は社会化ができておらず他の子との距離感が掴めなかったり、警戒心が強いために、安心できる存在である飼い主さんのそばにいたいと考えているのでしょう。
️まとめ
現時点ではわんこに「恥ずかしい」という感情はないと考えられていますが、本当のところはわんこに聞いてみなければわかりません。
今後研究が進んでいくうえで、もしかするとわんこにも羞恥心があると認められる日が来るかもしれませんね。
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