犬が家具をかじってしまう理由
1.口の中の不快感を解消したい
犬が家具をかじってしまうのは、口の中の不快感を解消したいからです。
子犬の場合では、乳歯から永久歯へと生え変わる時期になると、歯茎がムズムズとすることがあり、その不快感を解消したくて家具をかじってしまうことがあります。
成犬の場合では、食べカスや歯垢や歯石が口の中にあることで不快感があり、解消したくて家具をかじってしまうことがあります。
成犬や老犬の場合では、歯周病による不快感があり、解消したくて家具をかじってしまうことがあります。口臭や歯石がひどいと感じたら、かかりつけの動物病院で歯科検診を受けましょう。
口の中が不快である原因を取り除いてあげることができれば、家具をかじってしまうことはなくなるでしょう。
子犬の乳歯から永久歯へと生え変わる時期には、子犬専用の噛むことを目的としたおもちゃを与えるのがおすすめです。
2.好奇心による確認したいという気持ち
犬が家具をかじってしまうのは、好奇心による確認したいという気持ちがあるからです。
「あれは何だ?」「安全なものなのか?」「食べられるのか?」「楽しいのか?」といった好奇心から、家具をかじって確認したくなることがあります。
飼い主が家具を購入するとき、大きさはちょうど良いのか、使い勝手は良いのか、持ち運べる重さなのかなど、手に取って確認することと同じようなものです。
ソファーは座るものだ。ベッドは寝るものだ。ダイニングテーブルは食事をするものだ。このような概念が犬にはないため、使って確かめるのではなく、かじることで確かめるのです。
とくに犬がかじってしまいやすいのが、イスやテーブルの脚です。犬がかじってしまうことを防止するためのグッズも販売されているので、活用してみてはいかがでしょうか。
3.退屈をしのぐため
犬が家具をかじってしまうのは、退屈をしのぐためです。
「退屈だから何かして遊ぼうかなー」と目についたのが家具がったのでしょう。退屈なことにストレスを感じ、家具をかじることで発散したかったのでしょう。
犬にとって、かじるということは、思いっきりストレスを発散できる方法のひとつです。家具のように硬いものをかじりたかったのです。
かじって遊ぶことができるおもちゃを与えるとよいのではないでしょうか。犬が噛んで遊ぶことを目的としたおもちゃがありますので、体の大きさに合わせて選んであげるとよいと思います。
かじって遊ぶおもちゃは、犬が破壊してしまうことがあります。誤飲誤食や怪我を防止するため、飼い主が見守ることができるときに遊ばせてあげましょう。お留守番にはおすすめしません。
退屈が家具をかじってしまう原因になる場合には、お留守番をする前と飼い主が帰宅した後で、一緒に遊んであげたり、満足するまでお散歩に連れて行ったりするのも改善策になると思います。
4.飼い主に構ってもらいたい
犬が家具をかじってしまうのは、飼い主に構ってもらいたいからです。
家具をかじっている最中の愛犬を目撃すれば、必ず声をかけます。止めようとしたり、叱ったりします。そのことが犬にとっては“構ってもたえた”と感じられてしまうことがあります。
やめなさい!と大きな声を出したり、大袈裟な反応を見せたりするのではなく、黙って止めに入るとよい改善策になるかと思います。
家具をかじっても構ってもらうことはできないんだ、と学習してもらう必要があります。
まとめ
犬が家具をかじってしまう理由を4つ解説しました。
- 口の中の不快感を解消したい
- 好奇心による確認したいという気持ち
- 退屈をしのぐため
- 飼い主に構ってもらいたい
犬と暮らすと家具をかじられてボロボロになるものだ、と諦めてしまうことがあるかもしれません。家具はまた買い替えれば良いのです。
しかし、家具をかじったことで、犬が病気になったり怪我をしたりすることは絶対にあってはなりません。死亡事故に繋がることもあります。
愛犬が家具をかじってしまう理由や原因を知り、適切な対策をするようにしましょう。
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