犬の留守番中、テレビや電気はどうしてる?
犬の祖先は群れで暮らしていたためひとりでいることが苦手な動物です。そのような犬にとって、留守番は心細く不安になる時間であることは想像に難くありません。
エアコンで室温調整をし、イタズラしないよう物が落ちてないかチェックして…いざ外出しようとすると「あれ?テレビや電気ってつけっぱなしが良いの…?」そう迷うことはありませんか?
「夜行性だから暗くても大丈夫」「いやいや暗いと寂しがるかも…」と、外出の度に自問自答する飼い主さんもいらっしゃると思います。そのようなお悩みを解消できるよう、犬のお留守番のポイントを解説します。
留守番中はいつも通りの環境が一番安心!
できるだけ普段の日常を過ごせるように
犬は総じて「変化」が苦手であり、ルーティンに安心する動物です。引っ越しや新しい家族が増えるといった、日常に変化をもたらす出来事には慣れるまで時間がかかることが一般的です。
普段の生活でもそれは同じです。愛犬と一緒にいるときに、テレビや電気がついていることが多い場合はそのままの環境を維持してあげましょう。
留守番だから…と消してしまうと、急にいつもと異なる空間になったことに驚き不安になりがちです。
「テレビは付けるけど電気は消そうかな」など、ご家庭のライフスタイルによって様々なはずです。いずれにせよポイントは「いつも通りの環境」を作ってあげることです。
帰宅が遅いときは電気をつけておく方が安心
日中は電気をつけず、陽が落ちてきたら点灯する、というご家庭が一般的だと思います。それに乗っとると「今日は帰宅が遅くなるな…」という日は電気をつけて外出した方が良いでしょう。
いつもは電気がついているのに今日は真っ暗…となれば、その「変化」に犬は戸惑います。日中の外出であれば問題ありませんが、遅い帰宅が予想されるときには電気をつけたほうがベターです。
テレビをつけるデメリットも考慮して
テレビをつけっぱなしにして留守番させる場合は、意外なリスクも生じ得ます。それはテレビの内容によっては、愛犬が嫌がる音が発生するかもしれないことです。
例えばテレビで大雨や雷の映像が流れていると、犬がその音に驚いてしまいパニックになってしまう可能性もあります。テレビ内の犬が吠えている音に反応して吠え続けてしまうかもしれません。
対応策としては音量を下げるなどし、なおかつ番組表をチェックしてチャンネル設定をすると安心です。
愛犬を不安にさせない留守番のポイント
愛犬に安心して留守番してもらうためには、前述のように普段の生活環境を再現してあげることが大切です。テレビや電気をつけっぱなしにする対応策の他、以下のポイントも実践してみてください。
- 室内を適温に保つ(20~25℃)
- 外の音を聞こえにくくする対策を施す
- ひとりで落ち着けるケージやサークルを用意する
- 夢中になれるおもちゃやおやつを与える
- 外出前に運動するなど疲れさせる
愛犬がストレスなく快適に過ごせる空間を整えてあげましょう。中には外の音に敏感に反応してしまう繊細なワンコもいます。手軽にできる防音テープを窓に貼ったり、防音カーテンを活用すると愛犬の不安を和らげることができます。
外出前に長めの散歩に行ったり、おもちゃで思いっきり遊びいい意味で疲れさせることも有効です。ひとりになった途端、コテンっと寝てしまうワンコも意外と多いですよ。
まとめ
愛犬を留守番させるときには、いつもの生活空間を再現してあげることがポイントです。飼い主さんはいないけど、いつもと同じお家だとそれだけで愛犬の安心感はグッと高まるでしょう。
愛犬が留守番しているあいだの不安を軽減できるよう、最後にご紹介した対策も併せて実践してみてください。愛犬に合った方法で穏やかに留守番ができるように工夫してあげましょう。
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