犬が『老犬』になるのは何歳から?
犬も歳を重ねるごとに体が老いていきます。一般的に犬がシニア期に入るのは7〜8歳といわれていますが、これは犬種によっても個体差が大きく、中型犬や大型犬は7〜8歳頃、小型犬は10歳前後、超大型犬は6歳を超えると老犬のサインが見られることも少なくありません。
また、老犬期に入ったからといって、すぐに老化のサインが顕著に現れるのではなく、徐々に「あれ?」と思うような変化が見え始め、10歳を超える頃になると明らかな老化が見え始める犬が多いです。
シニア期を迎えたワンコの行動や見た目に表れるサインを紹介
では、老犬になった犬たちは、どのような老化サインが現れるのでしょうか。ここではシニア期を迎えたワンコの特徴的な行動や外見的な特徴を紹介します。
全体的に毛の色が薄くなる
昔は鮮やかなカラーの毛色をしていた愛犬が、歳を重ねるごとに徐々に毛色が薄くなってきた…と感じることはありませんか。ワンコによっては、白髪が増えてきたように感じることもあるでしょう。
犬も人間と同じように、老化が進むにつれて毛が脱色してしまう現象は珍しくありません。昔の写真と比べた時に「あれ?毛の色が薄くなっている」と感じたら、老化が始まっているサインです。
皮膚のハリがなくなる
「犬は全身を毛で覆われているから皮膚のハリはわからないのでは」と思う方も多いでしょう。しかし、実際に見てみると、皮膚が弛んだような状態になっていたり、カサカサと乾燥しているような状態だったりと意外とわかるものです。
飼い主であれば、愛犬とスキンシップを毎日とっているので、よりその変化に気づきやすいでしょう。皮膚が弛み始めたり乾燥していると感じたり、あるいは目の周りの皮膚が弛むことで目が小さくなったと感じるようになったらシニア期に入っているサインです。
筋力を使う激しい動きが難しくなる
以前に比べて筋力を使うような激しい動きが見られなくなった時は、愛犬が自分で体の老化を感じている可能性があります。
- 高い場所への昇り降り
- 全力で駆け回る
今までは軽々とソファへ飛び乗ったり降りたりしていた愛犬が、ある時期から自らソファに乗ることがなくなったり、乗る際に躊躇するような様子を見せ始めたら老化サインです。無理に自力で登らせるのではなく、抱っこで登らせてあげたり、ペットステップを用意してあげましょう。
日中の活動量が減り休んでいる時間が増える
若い頃は日中でもおもちゃを持ってきて「遊んで」とせがんできたり、1匹で楽しそうにはしゃぎ回っていた愛犬。しかし、歳を重ねるにつれて日中にお昼寝したり日向ぼっこしていることが増え、活動量が減ったと感じませんか。
シニア期に入ると、若い頃に比べて体力の消耗が激しくなるため、日中も寝ている時間が増える傾向にあります。日中の活動量が減って休んでいる時間が増えたと感じるならば、老化が始まっていると考えましょう。
若い頃に比べて態度や行動が落ち着く
若い頃に比べると、老犬は態度や行動が落ち着くことがほとんどです。その理由は、若い頃に比べて体力の消耗が激しいことや、気力が以前よりも失われていることなどが挙げられます。
飼い主が帰ってくるとはしゃぎながら出迎えてくれた愛犬が、自分のベッドに座ったままお迎えしてくれるようになる…という少し寂しい変化が見られることも。
認知症を予防するためにも、知育遊びや散歩での匂い嗅ぎ、歩くことが難しいワンコでもドッグカートに乗せて外の空気を浴びるなど、毎日脳を刺激するような工夫を取り入れましょう。
まとめ
犬は7〜8歳を過ぎると徐々に老犬として年老いていきます。シニア期に入ると今回紹介したような変化が訪れるので、もしも愛犬がシニア期を迎えた場合は、生活環境に安全面を考慮した工夫を取り入れるなど対策を講じましょう。
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