愛犬との暮らしで加湿器を使う時の注意点
1.こまめな換気を行うこと
加湿器を使うときは、こまめな換気を行いましょう。
部屋の空気中には、カビ・ダニ・ホコリなどの有害物質が浮遊しています。工業製品からは、化学物質も放出されています。
これらの物質を充満させないため、こまめな換気を行う必要があります。
愛犬との暮らしで加湿器を使うときは、1時間に1回、5分程度の換気をすることが理想です。お留守番中は、空気清浄機も併せて使うのがおすすめです。
2.アロマディフューザーはNG
愛犬との暮らしで加湿器を使うとき、基本的にアロマディフューザーはNGです。
鋭い嗅覚を持ち、ニオイに敏感な犬にとって、アロマの香りが充満した部屋は、快適であるとはいえません。また、犬の体に悪影響をもたらすアロマも存在します。
アロマディフューザーは飼い主個人で楽しむようにし、愛犬と過ごす部屋では無臭の加湿器を使うようにしましょう。
3.湿度を40%~60%に保つこと
湿度が40%を下回ると、ウイルスが活発になります。逆に湿度が60%を超えると、ダニやカビが繁殖します。また、犬にとって快適な湿度は50%前後とされています。
このようなことから、愛犬との暮らしで加湿器を使うときは、湿度を40%~60%に保つようにしましょう。
湿度調整機能があると、湿度の管理が簡単で快適な環境を維持しやすいです。
犬にも加湿器が必要?
呼吸器の粘膜の乾燥を防ぐ
呼吸器の粘膜が乾燥すると、免疫機能が低下し、犬が感染症にかかりやすくなります。空気が乾燥する季節には、呼吸器の粘膜の乾燥を防ぐため、犬にも加湿器が必要になります。
暖房器具による乾燥を防ぐ
暖房器具を長時間つけっぱなしにすると、部屋の空気が乾燥します。
犬の呼吸器の粘膜だけではなく、皮膚も乾燥するため、皮膚トラブルや皮膚病になりやすくなります。
暖房器具による乾燥とトラブルを防ぐため、犬にも加湿器が必要になります。
ウイルスや細菌の繁殖と増殖を防ぐ
暖房器具をつけっぱなしにすると、部屋の湿度は20%~30%くらいにまで下がります。ウイルスや細菌が繁殖しやすく、増殖しやすい環境を作ってしまいます。
免疫力の低い子犬や老犬は、空気の乾燥によってさらに免疫力が下がりやすく、ウイルスや細菌の影響を受けやすいです。
静電気の発生を防ぐ
愛犬に防寒服を着せるとき、ブラッシングをするとき、抱っこしようと触れたときなど、パチッと音が鳴ったことはありませんか?
空気が乾燥すると、静電気が発生しやすくなります。体を被毛で覆われた犬が静電気を帯びると、被毛の中の空気を維持することができなくなります。
そうすると、被毛や皮膚の保湿機能まで奪われてしまいます。静電気の発生を防ぐため、保湿機能を維持するため、加湿器が必要なのです。
まとめ
愛犬との暮らしで加湿器を使う時の注意点を3つ解説しました。
- こまめな換気を行うこと
- アロマディフューザーはNG
- 湿度を40%~60%に保つこと
加湿器には様々なタイプがありますね。
愛犬との暮らしで加湿器を使うなら、自動で運転が停止されるものがおすすめです。空焚きを防ぐことができます。
過度な加湿を防ぎたいのであれば、湿度調整機能のある加湿器がおすすめです。センサーが内蔵されています。
本体をお手頃価格で手に入れたいときは、コスパのよい超音波式がおすすめです。とにかく電気代を安くしたいというときは、気化式をおすすめします。
素早く加湿することができるスチーム式は、愛犬との暮らしではあまりおすすめできない加湿器です。加熱が必要であり、犬が火傷を負う恐れがあるためです。
とにかく様々な種類の加湿器があるので、愛犬との暮らしに合った加湿器を選ぶため、じっくり吟味するとよいと思います。
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