犬が『顔を前足で隠す』5つの理由
愛犬が顔を前足で隠すような仕草をみせていることはありませんか。駄々をこねているような、甘えているような仕草に可愛いと感じる方もいるでしょう。なぜ犬が『顔を前足で隠す』のか、その理由を紹介します。
1.リラックスするため
犬が顔を前足で隠す理由の1つとして考えられるのは、リラックスするためです。顔を前足で隠すことで安心感を得られるため、ゆっくり安心して休むために前足で顔を隠し、リラックス状態で休みたいという意思の表れでもあります。
眠っているときに前足で顔を隠すような体勢で眠る犬は少なくありません。こちらも安心感を得てリラックスしながら休んでいる状態です。
2.部屋の明かりや日差しが眩しい
部屋の明かりや日差しが眩しい時は、犬も人間のように前足で顔や目を隠して光を遮ろうとすることがあります。
普段から明るいところで過ごしている現代の犬たちは、比較的人間の生活に必要な明るさには慣れています。
しかし、やはり明るすぎる照明の灯りなどに眩しさや不快感を覚えることもあるので、部屋の明かりが調整できるご家庭では、愛犬が過ごしやすいような優しい明るさに調整してあげましょう。
3.不満やストレスを感じている
不満やストレスを感じているとき、犬は前足で顔を掻くような仕草を見せることがあります。この時の仕草や「顔を前足で隠している」と見えていることもあるでしょう。
例えば、飼い主がなかなかかまってくれなくて退屈な時や、遊び足りないといった不満を感じているときに、行き場のない気持ちを紛らわせるように前足で顔を掻くことがあります。
4.風が顔に当たって不快
顔に当たる風に対して、犬によって反応はさまざまです。風に心地よさを感じる犬もいれば、不快感を覚える犬もいます。
風が顔に当たって不快に感じる犬の場合、その不快感を取り除こうと前足で顔を隠したり掻いたりする姿が見られることも。扇風機の風やエアコンの風は、直接愛犬に当たらないよう注意しましょう。
5.目が痒い
頻繁に目の当たりを隠したり掻いたり、気にする様子がみられる場合は、目に痒みなどの不快感を覚えている可能性が懸念されます。
この場合、さまざまな目の疾患や症状が考えられるので、数日経っても目を気にする素振りを見せているならば、早めにかかりつけの動物病院に相談してみましょう。
頻繁に顔を前足で隠している…放っておいても大丈夫?
一時的に顔を前足で隠すような仕草をみせている場合は、リラックスするため、風や日差しから目や顔を守るため、などの心理が考えられます。しかし、頻繁に顔を前足で隠すような仕草がみられる場合は、目の周辺に不快感を覚えている可能性が高いでしょう。
目に異物が混入していたり、アレルギー症状の1つとして痒みが発症していたり、目の疾患を発症している可能性も懸念されます。
涙の分泌量が増えたり目ヤニが増えるなどの症状も同時に見られることが多いので、少しでも違和感を覚えたらかかりつけの動物病院に相談してください。放置していると、症状が悪化してしまう恐れがあります。
まとめ
いかがでしたか。犬が顔を前足で隠す理由はさまざまです。しかし、頻繁に目や顔周りを気にする素振りを見せている場合は、なんらかの症状や疾患などが関係している可能性も懸念されます。そのまま放置せずに動物病院で診てもらいましょう。
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