犬に『手作りご飯』を与えるメリット
犬のご飯には市販のドッグフードを使用するのが一般的ですが、最近では『手作りご飯』を与える飼い主さんも増えています。
犬に手作りご飯を与えるのには以下のようなメリットがあります。
- アレルギー食材を避けることができる
- 添加物を避けることができる
- 犬の嗜好性が高い
食物アレルギーを持つ犬と暮らしていたり、市販のドッグフードに配合されている添加物が気になるという飼い主さんなら、材料から自分で選ぶことができる手作りご飯なら安心して愛犬に与えることができるでしょう。
手作りなら新鮮な食材を使用して毎日違うメニューを与えることも可能なため、偏食気味な犬でも喜んで食べてくれる場合が多いようです。
愛犬に『手作りご飯』を与える時の絶対NG行為5つ
安心安全に感じる手作りご飯ですが、飼い主さんの作り方によっては犬の健康に悪影響を与える場合があります。
ここでは愛犬に手作りご飯を与える時のNG行為をご紹介しますので、手作りご飯に興味がある方は作る前に必ずチェックしてください。
1.犬に害のある食材を使用する
手作りご飯を作る時、犬に有害な食材を使うのは絶対にやめてください。
- ネギ類
- チョコレート
- 香辛料
- アボカド
- 甲殻類
- ぶどう など
これらは犬が食べると中毒や消化不良を起こし、食べた量によっては死に至る場合もあります。
手作りご飯を作る際は、使う食材が犬に害がないものかどうか確認してから調理するようにしましょう。
2.必要な調理をせずに与える
犬の手作りご飯に使う食材は、基本的に加熱するのがオススメです。
特に、肉や魚は寄生虫がついている恐れがありますので、生で与えるのではなくしっかり加熱し、食べやすくカットしてから与えるようにしてください。骨は犬の喉に刺さるリスクがあるため取り除くようにしましょう。
野菜も基本的には茹でる、蒸すなどして加熱し、柔らかくしてカットしてから食べさせるようにしてください。
キュウリやレタス、トマト、果物などは生のまま与えてもOKですが、水分や食物繊維が多い野菜は与えすぎると下痢の原因になることがあるため、量には気をつけましょう。
3.栄養バランスを考慮しない
手作り食を食べている犬に起こりがちなのが、栄養バランスの崩れによる体調不良です。飼い主さんが栄養のことを考慮せずにご飯を作って与え続けていると、犬は必要な栄養素を摂取できずに体調を崩してしまう恐れがあります。
手作りご飯を作る際は、まず犬に必要な栄養素について学び、どんな食材をどれだけ与えれば良いのか計算してからレシピを考えるようにしましょう。
4.カロリーや塩分を多くしてしまう
飼い主さんが愛犬に手作りご飯を作る時、「美味しい物を食べさせたい」と考えて高カロリーで塩分の高い食事を作ってしまうことがあります。
カロリーや塩分の高い食事は食べ続けていると肥満や高血圧の原因になり、犬の健康に大きな悪影響を与えてしまいます。
手作りご飯は愛犬に必要なカロリーをしっかり計算し、できるだけヘルシーな内容にするようにしましょう。
5.適切な保存方法を行わない
犬のご飯は毎日手作りすると大変ですから、少し多めに作って作り置きをしておくという飼い主さんもいるでしょう。
しかし、余った手作りご飯は適切に保存しないと腐る、カビが生える、成分が変質してしまうなど、傷んでしまうことがあります。傷んだご飯を飼い主さんが気づかず愛犬に与えてしまうと、犬が食中毒になってしまう可能性が高いです。
すぐに食べない犬の手作りご飯は小分けにして冷蔵、もしくは冷凍して保存するようにしましょう。そして愛犬に与える直前に温め直しや解凍をし、傷んでいないか必ずチェックしてから食べさせるようにしてください。
たとえ冷蔵・冷凍をしていても、長期間保存せず早めに消費することも大切です。
まとめ
犬の手作りご飯にはメリットもありますが、栄養が偏るなどのデメリットがあることも理解しておきましょう。
「愛犬に美味しい物を食べさせたいけど、手作りご飯は難しそう」だと感じる飼い主さんは、市販のドッグフードに野菜やお肉をトッピングするのがオススメです。
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