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老犬に負担を掛けずにシャンプーをする方法3つ 知っておくべき適切な頻度やコツを解説


老犬に負担を掛けずにシャンプーをする方法

タオルドライ中の犬

老犬にとってシャンプーは、筋力や体力の衰えた体への負担が大きく、ストレスになりやすいです。嫌がって暴れたり、不安で鳴いたりし、トリミングサロンでのシャンプーが難しくなるのも老犬ならではです。

また、持病があるなど健康面に不安がある場合は、トリミングサロンにシャンプーを断られてしまう場合もあります。

若い頃のように「がんばってね~」と無理をさせてしまうと、シャンプー中に体調を崩してしまうことがあります。自宅に戻ってから症状が悪化し、動物病院へ駆け込まなければならないことがあります。

住み慣れたお家と大好きな飼い主の姿を見て安心し、張りつめていた心の糸が切れた瞬間、ホッとして、一気に疲れが出てしまうのでしょう。

老犬のシャンプーは、なるべく負担を掛けず、時間を短く、頻度を少なくすることがポイントになります。

1.トリートメント入りのシャンプーを使う

老犬のシャンプーを短時間で終わらせるため、トリートメント入りのシャンプーを使うとよいと思います。

シャンプーだけで洗うと、被毛がキシキシしたり、パサパサしたり、乾燥して手触りが悪くなります。ブラッシングのときにも引っかかりやすく、静電気も起きやすいです。

トリートメントをする時間、洗い流す時間を無くすため、トリートメント入りのシャンプーがおすすめです。

2.ぬるま湯で洗う

老犬の体に負担を掛けないため、ぬるま湯で洗うのが良いと思います。

季節・気温・体温・体調・健康状態などによって調整する必要がありますが、30℃~35℃程度のぬるま湯がよいでしょう。

お湯の温度が熱いと、息苦しくなったり、咳が出たり、呼吸困難になるなどすることがあります。とくに呼吸器疾患や循環器疾患のある老犬はお湯の温度に注意しましょう。

寒い季節には、お湯の温度を上げるのではなく、お風呂場を温めてからシャンプーしてあげるのがおすすめです。

3.汚れている部分だけを洗う

老犬のシャンプーは、汚れている部分だけ洗うことで、体への負担を減らしてあげることができます。

健康状態や体調によっては、一度に全身をシャンプーすることが難しい場合があります。そんなときは、とくに汚れている部分をシャンプーします。

最も汚れやすいのは、おしり周りでしょうか。排泄物が付着している場合には、しっかりシャンプーしてあげなければなりません。

お散歩に行く習慣がある場合、手足の先・指の間・肉球の間も汚れやすいですね。

汚れている部分だけを洗うことで、シャンプーの時短にもなりますし、老犬の体に掛かる不安をうんと減らしてあげることができます。

老犬にシャンプーをする適切な頻度

頭に泡をのせた犬

基本的には成犬と同じ、月1回のシャンプーで十分です。

日頃からこまめにブラッシングをしたり、汚れた部分をお手入れしたりしている場合では、汚れもひどくはなりませんので、2カ月に1回のペースでも十分だと思います。

我が家では、全身のシャンプーは3カ月に1回というペースだったこともあります。

全身を皮膚の状態を見てみて、皮脂でベタベタしているようであったり、フケが多く出ているようであったりするときは、シャンプーをしてあげるタイミングだと考えてよいと思います。

まとめ

タオルをかけた犬、アヒルとボトル

老犬に負担を掛けずにシャンプーをする方法を3つ解説しました。

  • トリートメント入りのシャンプーを使う
  • ぬるま湯で洗う
  • 汚れている部分だけを洗う

どうしてもシャンプーすることが難しいという場合には、「ドライシャンプー」を使ってみましょう。

液体をスプレーしてタオルで拭きとるタイプ、タオルに泡状のドライシャンプーをつけて汚れを拭き取るタイプなど、様々な種類があります。

皮膚の健康状態によっては、ドライシャンプーが老犬の皮膚に合わない場合があります。心配な場合は、かかりつけの獣医師に相談されることをおすすめします。


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