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犬の『平均寿命』は何歳なの?愛犬が長生きするために飼い主ができることとは


急躍進!こんなに変わったわんこの平均寿命

おばあさんに抱かれた犬

一般社団法人ペットフード協会が令和3年に行った調査によると、わんこの平均寿命は14.65歳と、約15年一緒に暮らすことができる時代に入ってきました。

ところが今から40年前の1984年の調査データを見てみると、平均寿命はわずか7.2歳!40年の間に約2倍にまで大躍進を遂げていることがわかります。

飼い主さんにとっては嬉しい変化ではありますが、なぜこれほどまでにわんこの平均寿命が伸びたのでしょうか。

1.動物医療の発達

まず1つめの要因は動物医療の発達です。病気の早期発見や治療がスムーズにできるようになったことで、わんこの平均寿命は確実に伸びました。

また類似したものでペット栄養学の発達もあります。わんこの体にとってどんな食べものが有害なのかが解明されてきたことにより、誤食による事故や内臓などへの負荷も大きく減りました。

2.飼育環境の変化

また、かつてはわんこといえば外で飼うのが一般的でしたが、近年では大型犬であっても室内で飼うのがスタンダードになってきました。

室内飼いになったことでわんこの飼育環境が向上したことはもちろん、人間とわんこの距離がいっそう縮まり、「わんこも家族」という意識が醸成されたことも平均寿命に影響を与えたと考えられます。

愛犬が長生きするためにできること

砂時計と犬

1.適度な運動とライフステージに合った食生活

わんこが健康でいるために重要なのは運動と食事。考え方は人間と全く同じです。

必要運動量は犬種やライフステージによっても異なるため一概には言えませんが、毎日のお散歩や遊びでしっかり身体を動かすことで足腰を健康に保ち、ストレスを溜め込まない健全な暮らしを心がけます。

また、食事については適正な給餌量を意識することはもちろん、ライフステージに合ったフードを選ぶことも大切です。

2.定期的に健康診断を受ける

病気の治療には早期発見が大切であることは言うまでもありませんが、わんこは体調が悪くても言葉で訴えることができません。それどころか野生の頃の名残りで、不調をギリギリまで隠そうとする習性があります。

そのため明らかな不調が現れた頃にはすでに手遅れなんてことも。病気の早期発見のためにも定期的に健康診断を受けさせましょう。

最近では人間ドックならぬペットドックを行っている動物病院もありますから、1年に1度から2度のペースで細かく検査してもらうことをおすすめします。

3.たくさん話しかける

飼い主さんからたくさん話しかけられているわんこは、そうでないわんこに比べて寿命が2〜3年長いという調査結果があることを知っていますか。

たくさん話しかけるということは、飼い主さんがそれだけわんこに関心を持っているということですから、話しかける量と良好な飼育環境が比例していることは考えられます。

またアイコンタクトをとって話しかけることで、わんこの体内で幸せホルモンが分泌されることもわかっていますから、それだけ心も満たされて寿命に影響するのかもしれません。

まとめ

犬と家族

いかがでしたでしょうか?わんこの平均寿命が伸びたことで、老犬介護やわんこの認知症といった新たな問題が顕在化してきているのも事実です。

ですが愛犬と少しでも長く一緒にいられることは、飼い主さんにとっては嬉しいことに他なりませんよね。愛犬が健康に長生きできるようサポートしていきましょう。


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