犬が足音で飼い主を判断している基準
犬は足音で飼い主を判断することができます。
敷地内に侵入する足音を聞いたとき、家族や親しい人の足音には良い反応を見せますが、見知らぬ人や慣れない人の足音には警戒心を見せることがあります。
たまにですが、飼い主の足音にも警戒し、少しだけ吠えてしまうことがあります。「もしかしたら飼い主ではないかもしれない…」と、不安になる要素を聞き取ったからなのではないでしょうか。
犬が「これは飼い主の足音だ!」と判断する基準は何なのか、気になりますよね。
1.歩く速さ
犬が足音で飼い主を判断している基準は、歩く速さです。
(歩く速さって毎回同じかな?)と疑問にも思いますが、私はよく「歩くの速いよね」と言われるので、速さを意識せずに歩いているときは、ほとんど変わりがないのでしょう。
とは言っても、わざと歩く速さを変えてみても、愛犬には飼い主の足音だと言うことがはっきりと分かるようです。
「ママは歩くのが遅い」「パパは歩くのが速い」という場合では、愛犬は(これはママの足音だな…)と判断することができるのではないでしょうか。
2.歩くリズム
犬が足音で飼い主を判断している基準は、歩くリズムです。
人それぞれ歩くリズムが異なるのは、筋肉や神経の協調によって制御されているためです。また、歩くリズムは、歩幅や呼吸や腕の振り方によっても変化します。
飼い主が帰宅したとき、疲れているときの歩くリズム、急いでいるときの歩くリズム、イライラしているときの歩くリズム、元気がないときの歩くリズムなど、愛犬はその変化まで聞き取ることができるかもしれません。
3.靴の音
犬が足音で飼い主を判断している基準は、靴の音です。
あなたは何足の靴を持っていますか。毎日履く靴もあれば、仕事用の靴、お散歩用の靴、お出かけ用の靴など、履き分けていらっしゃるかもしれません。
犬は飼い主が持つ全ての靴の音を把握しているのではないでしょうか。靴を履き替えたときも、それが飼い主の足音であることが分かるようです。
飼い主の足音を判断できる距離
犬の聴力では、1km以上離れた場所にある飼い主の足音も聞き取ることができるとされています。
障害物のない空間であれば、より離れた場所にある飼い主の足音も判断することができる可能性があります。
ペットカメラで撮影された愛犬の様子を確認して知ったことなのですが、我が家の愛犬たちは自宅から徒歩5分ほど離れた場所にいる私の足音を聞き取り、「帰宅するから出迎えよう」と玄関で待つことがあるようです。
簡単にできる実験なので、コンビニやスーパーにお買い物に行くとき、スマートフォンで愛犬の様子を撮影されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
犬が足音で飼い主を判断している基準を3つ解説しました。
- 歩く速さ
- 歩くリズム
- 靴の音
ひとつのことを基準にしているのではなく、「速さ」「リズム」「靴の音」の全てから飼い主の足音を判断しているのではないでしょうか。
新しい靴を買い、履き替えて帰宅したとき、歩く速さやリズムは変わらなかったと思うのですが、愛犬たちにめちゃくちゃ警戒されたようで、玄関から少し離れた廊下で、しっぽを下げてお出迎えしてくれました。(飼い主の足音のようだけどいつもと何だか違うし、自信がないな…)と感じていたのかもしれません。
これは実験することが難しいかもしれませんが、いつも帰宅する時間よりも早く帰宅したとき、玄関に向かう飼い主の足音を警戒することがあります。まさかこんな時間に飼い主が帰宅するなんて考えていないのでしょうね。
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