YouTubeチャンネル「保護犬の預かりVlog〜Lima o mama〜」に、元繁殖犬ハナちゃんの悲しい過去についてまとめた動画が投稿されました。
この動画は19万再生を突破し、視聴者からは「悔しくて泣きました」「悲しすぎて胸が苦しいです」といった声があがりました。少しでも多くの人に観てもらいたい内容です。
保護された元繁殖犬のハナちゃん
元繁殖犬のトイプードル、ハナちゃんが一時預かりのために保護主さんのおうちに来て、6日目。まだまだ人が怖くて仕方がないようで、ハナちゃんは部屋の隅で怯えた目をして固まっていたといいます。
ハナちゃんを含む繁殖犬の多くは、狭いケージの中で、子犬を生む道具として扱われているそうです。その間、シャンプーなどはもちろんのこと、排泄物の処理すらなかなかしてもらえないといいます。
そのため繁殖犬はレスキュー時、毛は糞尿にまみれ、長く伸びた爪が肉球に突き刺さっている事も少くありません。
苦しくなるようなハナちゃんの状態
毛が伸び続けるという犬種の特徴もあり、トリミングされていなかったハナちゃんの毛は塊になってしまっていて、毛を刈ったことでようやく、脚の状態が悪いことに気がついたといいます。
また、ハナちゃんは声帯を切除されてしまっていたため、声を出すことができないそうです。
ペットショップに並ぶかわいい子犬の裏には…
繁殖犬は出産時、効率性を重視するため、母体に負担がかかる帝王切開をされることが多いといいます。
そしてその手術は、なんと、費用の関係で獣医師免許を持たないブリーダーが自ら行うことも珍しくはないそうです。それがどれだけの苦痛か考えるだけで、胸が苦しくなります。
ペットショップに並ぶ子犬たちは、確かにとてもかわいいです。そして子犬たちに罪はありません。しかしハナちゃんの姿を見ていると、その裏に、ハナちゃんのようなお母さんがいるということを、私たちは真剣に考えるべきだと強く感じました。
胸が苦しくなるけれども、私たちが知らなければいけない情報をまとめてくれたこの動画に、視聴者からは「一体この子たちは、何のため生を受けたのでしょうか。生き物に無用な苦しみを与える権利など、人間にはないです」「繁殖犬この子の人生はそれだけの人生で終わらせて欲しくない。絶対幸せになって欲しいです」「この現状を、もっと多くの人に知ってもらい、考えてほしいと思います」といったコメントがよせられました。
YouTubeチャンネル「保護犬の預かりVlog〜Lima o mama〜」では、神奈川県で犬や猫の保護・譲渡活動を行っている保護主さんの、尊い保護活動の様子を観ることができます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「保護犬の預かりVlog〜Lima o mama〜」さま
執筆:Megumi
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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