️1.設定温度が適切でない
わんこが快適に過ごせる室温は、22度から25度くらいとされています。そのためエアコンの設定温度もその範囲内にするとベストでしょう。
近年はエコ意識や電気代高騰による節約志向の高まりから、夏場のエアコンの設定温度を高めにしている家庭も多いかもしれません。
ですが高めの設定温度だと人間は良くても、わんこにとっては不快なこともあるので注意が必要です。エアコンをかけているのにハッハッと荒い息をしているなど、暑そうなそぶりが見えたら設定温度を下げてみましょう。
湿度管理も大切
また室内環境で大切なのは温度だけではありません。湿度もまた重要で、60%を超えると熱中症リスクが高まると言われています。除湿機やエアコンのドライモードなどを活用して適切な湿度を保ちましょう。
️2.エアコンの風をわんこに直接当てる
あまりに暑いと冷たい風に直接当たりたくなるのは当然のこと。暑い日には扇風機の前を陣取っているというわんこも少なくないのではないでしょうか。
でも扇風機の風とエアコンの風は少し性質が異なります。周囲と同等の温度の風をかき回しているだけの扇風機の風に比べ、エアコンは実際に低い温度の風が出ますから、エアコンの風を直接わんこに当て続けると、体温を奪って寒くなりすぎてしまいます。
冷房の風は同じ方向を向かないようにスイングにしたり、サーキュレーターを使い循環させるようにしましょう。
️3.冷房からの逃げ場がない
真夏の日のわんこだけのお留守番、部屋にしっかりエアコンを効かせて閉め切ったからもう安心…ではありません。エアコンの効いた部屋に長時間いると、体が冷えすぎてしまう場合があります。
わんこが「寒い」と感じたときに別の部屋に移動することができたり、エアコンの風が当たらないクレートやベッドの中に入れるようにするなど、逃げられる場所を作っておくことが必要です。
これは暖房の場合も同じことが言えます。わんこは自分にとって快適な場所を探すのが得意ですから、ある程度わんこの裁量で動けるようにしておくと良いでしょう。
閉め切りは停電リスクも
また閉め切った状態にしておくと、不慮の停電時にエアコンが切れてしまった場合、高温の室内にわんこが閉じ込められてしまう危険性もあります。
スマホなどで遠隔操作できるエアコンもありますが、そうでなく外出先から救済することが難しい場合には注意が必要です。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?日本の夏はわんこが苦手とする高温多湿。寒い地域が原産の犬種や体温調節が苦手な短頭種にとっては特に過酷なものです。
冷却マットやわんこ用氷嚢など、電気を使わない暑さ対策グッズもさまざまありますが、愛犬と元気に夏を乗り切るために、もはや冷房に頼らないという選択肢はないといっても過言ではないでしょう。
せっかく冷房を使ったのにそれが裏目に出て愛犬が体調不良になってしまった、なんていうことのないよう、正しい使い方の知識をつけておく必要があります。
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