犬と公園に出かけたときの絶対NG行為
お散歩コースのひとつである公園ですが、人が利用することを前提としており、犬専用の遊び場ではありません。
最近では犬のお散歩を禁止する公園も増えてきており、安全で快適なお散歩コースが失われつつあります。
犬が苦手な人がいること、動物へのアレルギーを持つ人がいることも理由のひとつですが、飼い主のNG行為が原因でもあるのではないでしょうか。
犬と公園に出かけたときの絶対NG行為を解説しますので、愛犬と楽しく気持ちよく公園を利用するため、改めてマナーやルールに関しても考えてみましょう。
1.排泄をさせること
犬と公園に出かけたときの絶対NG行為は、公園内やその周囲で排泄をさせることです。
三重県鈴鹿市では、交差点に設置された信号機の柱が倒壊した事故が起きました。付近が犬のお散歩コースであり、犬の尿に含まれる塩分などが腐食と倒壊の原因になったという調査結果が出ています。
信号機の柱に犬がおしっこをかけ続けていたのでしょう。
公園内にも照明柱がありますね。よくマーキングをしている犬を見かけます。もしかすると、倒壊の原因になり、公園の利用者がケガを負うようなことがあるかもしれません。
よく見かける「おしっこに水をかけて処理をする」行為も、実はNGな対処法です。
愛犬と公園を利用するときは、マナーベルトやマナーパンツ、おむつ等を着用させ、排泄物で公園内や周囲を汚さないように配慮しましょう。
2.抜け毛のお手入れをすること
犬と公園に出かけたときの絶対NG行為は、公園内で抜け毛のお手入れをすることです。
意図せず抜けてしまった分は仕方がありませんが、換毛期だからと公園でブラッシングをする飼い主がいらっしゃるようなのです。
犬の抜け毛やフケは、紛れもないアレルゲンです。動物にアレルギーを持つ方の症状を悪化させてしまう原因になります。
公園を利用するときは、自宅でブラッシングをし、抜け毛が落ちることを予防しておくのがマナーです。
3.ノーリード(ロングリード)で遊ばせること
犬と公園に出かけたときの絶対NG行為は、ノーリードで遊ばせることです。実は、ロングリードで遊ばせることもNG行為です。
呼び戻しのしつけが完璧であることや他人や他犬に近づくことがないことを理由にし、ノーリードやロングリードで遊ばせることがあるようです。
また、公園内に他に利用者がいないことを理由に、ノーリードやロングリードで遊ばせる飼い主もいらっしゃるようですね。
ノーリードで自由に遊ばせてあげたいときは、ドッグランへ行きましょう。愛犬にとっても安全で快適に遊ぶことができる場所です。
飼い主が最低限守るべきエチケット
では、犬と公園にでかけたときに、飼い主が最低限守るべきエチケットにはどのようなことが該当するのでしょうか。
人に譲ること
公園は人が利用することを前提としています。そのため、公園の利用は人に譲るのがエチケットです。
とくに赤ちゃんや幼い子供が利用するときは、公園から出ましょう。
排泄をさせない
排泄物を持ち帰ることがエチケットとされていますが、そもそも排泄をさせないことこそがエチケットです。公園内を汚さないためです。
いきなり接触させない
公園内で出会う他人や他犬と愛犬を、いきなり接触させないことがエチケットです。愛犬の安全を守るためにも大切なことです。
犬をベンチに座らせない
公園内のベンチは、人が利用することを前提としています。犬をベンチに座らせないことがエチケットです。
余計なトラブルを招かないためにも、マットやブランケットを敷いて座らせる、ということもしない方がよいでしょう。
まとめ
犬と公園に出かけたときの「絶対NG行為」を3つ解説しました。
- 排泄をさせること
- 抜け毛のお手入れをすること
- ノーリード(ロングリード)で遊ばせること
数十年前と比べると、愛犬と公園で遊ぶことは難しくなったな…と感じています。残念なことですが、NG行為をしてしまう飼い主が少なからずともいる、ということが原因だと思います。
その結果、お散歩OKの公園であっても、犬を連れているというだけで嫌な言葉をかけられることがあります。
愛犬と公園に出かけたときは、「マナー」「ルール」「エチケット」を守り、楽しく利用したいものですね。
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