犬が部屋で大騒ぎする理由
我が家では「ひとり大運動会」と呼んでおり、たまに「ふたり大運動会」や「さんにん大運動会」になることもあるのですが、愛犬が急に部屋で大騒ぎすることがあります。
部屋と廊下を猛ダッシュで行き来してみたり、私の周りをグルグルと走ってみたり、1匹で大騒ぎすることもあれば、2匹で大騒ぎすることもあり、犬2匹に猫1匹が加わって3匹で大騒ぎすることもあります。
実は意外なことではなく、犬によく見られる行動です。どのような理由から部屋で大騒ぎするのか、犬の興奮を抑える方法など解説します。
1.うんちが出そう
うんちが出そうなとき、犬が部屋で大騒ぎすることがあります。
便意がきっかけで興奮し、大騒ぎするのではないかと思います。飼い主にとっては排泄の合図にもなるため、トイレトレーニング中であれば、上手くトイレに誘導してみましょう。
うんちが出そうなときに犬が部屋で大騒ぎするのは、子犬や幼犬に多いように思います。大騒ぎしている最中にうんちが出てしまうこともあり、トイレの失敗に繋がることがあります。
叱らないためにも上手くトイレに誘導しましょう。飼い主まで大騒ぎしたり声を荒げたりすると、犬の興奮をさらに煽ってしまうことがあるため、とにかく冷静な態度で対応することが大切です。
2.うんちが出てスッキリした
うんちが出てスッキリした後、犬が部屋で大騒ぎすることがあります。
(スッキリして嬉しい!)という気持ちから大騒ぎする犬もいますが、マーキングを理由に大騒ぎする犬もいるため注意が必要です。
うんちをした後、床を後ろ足で蹴るような仕草をします。これは、マーキングの一種であるとされています。このとき、うんちが部屋にまき散らされてしまったり、犬の足にうんちがついてしまったりする恐れがあるため、すぐに片づけなければなりません。
うんちの後の興奮は、成犬になってからもおさまらないな、という印象があります。うんちの後、おすわり・待て・伏せなどの指示を出し、興奮や騒ぎたい気持ちを抑えてあげられるとよいと思います。
3.おしりにうんちがついている
排泄の後、おしりにうんちがついているとき、犬が部屋で大騒ぎすることがあります。
うんちの状態があまり良くなかったとき、肛門やおしり周りの被毛にうんちがついてしまいやすく、違和感から犬を興奮させてしまうことがあります。
長毛種など、肛門が被毛で覆われるなどしているときは、被毛を短くカットしておくことで、うんちがついてしまうことを防ぐことができます。
4.音に刺激を受けた
音に刺激を受けたとき、犬が部屋で大騒ぎすることがあります。
中に鳴き笛が入っているおもちゃを「ピーッ!」と鳴らしたとき、興奮した犬が部屋で大騒ぎすることがよくあります。犬が自分で口にくわえて「ピーッ!」と鳴ったときの方がより興奮度が増すのではないでしょうか。
音による刺激が楽しくて興奮しているのであれば問題ないかと思いますが、犬が怪我をしてしまわないよう、床に置かれた物は片づけておきましょう。
家具の角にはコーナーガード設置し、床には滑らないための対策をしておきましょう。
興奮が続くときは、鳴き笛の入ったおもちゃと犬を離し、遊びを中断し、落ち着くまで待つことも大切だと思います。落ち着いてから遊びを再開しましょう。
5.ごはんがもらえると分かって嬉しい
ごはんがもらえると分かって嬉しいとき、犬が部屋で大騒ぎすることがあります。
お散歩よりも、遊びよりも、おやつよりも、何よりもごはんを楽しみにしている犬がいます。そんな犬が最も興奮しやすいのがごはんの時間です。
飼い主がごはんを用意する音で分かります。お皿を取り出す音、袋を開ける音、ごはんをお皿に入れるカランカランという音を聞くと、部屋で大騒ぎしてしまいます。
「おすわり」「待て」をさせ、落ち着いてから食べてもらいましょう。興奮したまま食べると、喉に詰まらせてしまったり、消化不良になったりすることがあるため注意しましょう。
まとめ
犬が「部屋で大騒ぎする」理由を5つ解説しました。
- うんちが出そう
- うんちが出てスッキリした
- おしりにうんちがついている
- 音に刺激を受けた
- ごはんがもらえると分かって嬉しい
この通り、犬はうんちがきっかけで興奮しやすく、部屋で大騒ぎすることがよくあります。うんち前後の興奮には、刺激を与えないことが重要です。
たとえ愛犬が部屋で大騒ぎをしていても、声をかけずに見守った方がよい場合もあります。犬が興奮しているときは、飼い主がとにかく冷静に落ち着いて対応することが大切です。
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