犬と「遊びすぎる」のはNG?
犬は飼い主さんと遊ぶことが大好きです。遊ぶことは犬にとってストレスの発散や運動にもなるため、飼い主さんも積極的に愛犬と遊ぶようにしているという方が多いでしょう。
しかし、飼い主さんが過度に遊んでしまうと、犬に悪影響になる場合があることをご存じでしょうか?
そこで今回は、愛犬と遊びすぎてしまった時の悪影響と、飼い主が知っておくべきリスクについて解説します。遊び好きな犬を飼っている方はぜひ確認しておきましょう。
愛犬と遊びすぎてしまった時の悪影響とは
愛犬と遊びすぎてしまうと、次のような悪影響がでる可能性があります。
犬が体調を崩してしまう
飼い主が遊びすぎると、犬が疲れて体調を崩してしまうことがあります。
犬は人間よりも体力があるイメージを持つ人もいるかもしれませんが、もともと疲れ気味だったり、飼い主があまりにも激しく遊んでしまったりすると犬も疲れが出てしまいます。
特に子犬は、飼い主に構ってもらうと興奮して加減が分からないまま遊んでしまい、後から疲れが出て体調を崩してしまいやすいので注意が必要です。
他にも高齢犬、体調不良の犬、病み上がりの犬などは過度に遊ばせないようにしましょう。遊んでいる時にも愛犬の体調を確認することを忘れないでください。
犬が興奮しすぎてしまう
飼い主が激しく遊ぶと、犬が興奮しすぎてしまうリスクもあります。
興奮しすぎた犬は飼い主のコントロールが効かなくなり、一心不乱に走り回ったり、飼い主を噛んでしまうなどの問題行動が起きやすいです。
もし遊んでいる時に愛犬が過剰に興奮してきたら、一旦遊ぶことをやめて「マテ」や「スワレ」などのコマンドで犬を落ち着かせるようにしてください。
日頃からこのように訓練していると、犬も自分自身で興奮を抑えられるようになってくるはずです。
犬がワガママになってしまう
愛犬の要求のままにいつでも遊んであげていると、犬は「おねだりすればご主人はいつでも遊んでくれる!」と覚えてワガママになってしまうことがあります。
犬はワガママになると飼い主よりも自分のほうが立場が上だと思い、指示に従わなくなる可能性が高いです。
遊ぶことで愛犬をワガママにしないためには、飼い主の方から遊びを切り上げる、忙しい時はおねだりされても遊ばないなど、飼い主が主導権を握って接するようにしましょう。
そして遊ぶ時には真剣に遊び、愛犬のストレスを発散させるようにしてください。
犬の関節に負担がかかる
犬は遊ぶ時にジャンプをしたり、オモチャを全身で強く引っ張ったりなどの動きをすることが多いですよね。
体を動かすことは運動やストレスの発散にはぴったりですが、あまり遊びすぎると犬の足腰や首などに負担がかかり、関節を痛めてしまうリスクがあります。
愛犬と遊ぶ時には、足が滑らないようにカーペットなどを床に敷く、ジャンプはできるだけさせない、引っ張りっこをする時には力を入れすぎないなど、飼い主側が配慮してあげましょう。
犬と遊びすぎている時のサイン
愛犬とコミュニケーションを取っている時に、次のようなサインが見られたら遊びすぎている可能性があります。
- 座り込んで動かなくなる
- 激しく息切れしている
- 名前を呼んでも反応しなくなる
- 興奮して言うことを聞かなくなる
このような疲れや興奮のサインが見られたら休憩を取るか、遊ぶのを終わりにして愛犬を休ませてあげましょう。
まとめ
犬と遊ぶのはとても大切なことですが、何事もやりすぎはNGです。
愛犬とは遊ぶ時は遊ぶ、構わない時は構わない、とメリハリをつけて接したり、体に負担がかかっていないかチェックしながら、適切なコミュニケーションを取るようにしましょう。
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