犬が自分勝手になってしまう原因は飼い主にあり!?
「なんだか最近、愛犬が言うことを聞かなくなってきた」「要求が通らないと怒りを見せるようになった」という変化はありませんか。それは犬が『わがまま』になっている可能性があります。
犬が自分勝手な行動をする原因はさまざまですが、元々自我が強い性格だったり飼い主が要求に応じすぎていたり、ダメなことを叱られずに成長してしまったなどの原因が考えられます。
犬の後天的な性格は子犬期にある程度形成されますが、この時期にわがままな性格が強く形成されてしまうと、成長するにつれてその傾向がより強く現れるようになります。
成犬になった後でも改善自体は可能です。ダメなことはダメだとハッキリ叱ったり、一度決めたルールは必ず守らせたり、良いことをした時はたくさん褒めてあげたりと、飼い主として信頼されるような行動を心がけましょう。
犬が『わがまま』を言っているときにする行動5選
愛犬の行動がわがままに該当するかわからない、と判断に迷う方も多いでしょう。ここでは、犬が『わがまま』を言っているときに見せる行動を紹介するので、愛犬の普段の行動と比べてみてください。
1.唸ったり吠えたりして要求を通そうとする
多くの犬は自分の要求や要望を飼い主にボディランゲージなどで伝えます。その後、飼い主に「ダメ」「後でね」と言われると、そのまま引き下がることが多いでしょう。
しかし、わがままを言っている犬は、そのまま引き下がるのではなく、唸ったり吠えたりと攻撃的な態度で要求を押し通そうとします。このような行動が頻繁に現れ始めたら注意が必要です。
2.イタズラをして注意を引こうとする
飼い主が忙しくて遊べないとき、ひとりで遊んだり休んだりして待っているのではなく、ゴミ箱を漁ったり飼い主の衣類をわざと持ち去るなど、イタズラをすることはありませんか。
このようにイタズラをして注意を引こうとしたり、要求を通そうとしたりする行動もわがままを言っているサインです。問題行動に負けて応じてしまうと、よりわがままがエスカレートしてしまうので黙々と対処した後、しばらくかまわないようにしましょう。
3.ぐいぐいと無理やり飼い主の腕の中に入ろうとする
わがままのレベルとして初期症状に見られる行動に、飼い主の腕の中にぐいぐいと無理やり入ろうとする行動が見られます。
甘えん坊な犬に多い行動ですが、あまりにも無理やり飼い主に構ってもらおうとする行動がエスカレートすると、問題行動に発展する恐れがあるので注意が必要です。毎回受け入れるのではなく、時には「後でね」と時間が経ってからスキンシップを取ることも大切です。
4.飼い主の声かけを無視する
自分の要求が通らなかった後、飼い主が声をかけても無視したり、指示に従わなくなるといった変化も、犬がわがままを言っているサインです。
このように不貞腐れた行動をとることで、「自分は悪くない」「飼い主が悪い」とアピールしているのです。声をかけても無視する場合は、いくら声をかけても無視され続けます。犬の方から近寄ってくるタイミングを待ちましょう。
5.強めに体当たりしたり頭を押し付けてくる
犬のわがままがエスカレートしてしまうと、自分の要求を押し通そうと強めに体当たりしたり、頭をぐりぐりと強く押しつけるような仕草を見せることが増えます。
甘えたいときに頭をぐりぐりと押しつける犬もいますが、甘えたい時ではなく要求を押し通そうとしている時に、ぶつかるように押しつけてくる場合は注意が必要です。
そのまま要求に応じてしまうと行動がエスカレートして、イタズラや要求吠え、噛みつきなどにつながる恐れもあります。
まとめ
いかがでしたか。犬がわがままを言っているときに見せる行動は、そのままエスカレートしてしまうと飼い主の手に負えなくなるケースも少なくありません。早いうちに正しい対応で改善させ、お互いにストレスのない信頼関係を築くことが重要です。
■関連記事
・犬が目を合わせない行動には理由があった!目をそらす3つの意味
・愛犬がわがままになる4つの甘やかし行為
・「愛情を受けている犬」と「愛情不足な犬」の違い
・犬が玄関から離れないときの心理
・子犬が家にやってきた…突然『お兄ちゃん』になった犬が見せた反応とは? 新入りにかわいくご挨拶する姿が206万再生と話題に