寒い冬だからこそ犬の脱水症状には要注意!
脱水症状と聞くと、夏に症状を起こしやすいイメージがありませんか。しかし、寒い冬だからこそ注意が必要な症状でもあります。
寒くなると犬も人間と同様に、水分の摂取量が減ります。すると気付かぬ間に体内の水分が不足してしまい、軽い脱水症状を引き起こしてしまうケースが多いのです。
したがって、「暑い季節じゃないから」と水分の摂取量が減っていることを安易に見過ごすのではなく、愛犬が水分不足に陥っていないか時々チェックしましょう。
犬が『水分不足』になっているサイン5つ
では犬が水分不足に陥ると、どのようなサインを見せるのでしょうか。ここでは、犬が脱水症状に陥っている時の見分け方を紹介します。
1.無気力な様子でぐったりしている
無気力な様子でぐったりしている時は、犬が体に不調をきたしているサインです。ぐったりした様子からはさまざまな症状が考えられますが、その中の1つに水分不足が挙げられます。
水分が不足すると体内に酸素を取り込む事が難しくなるため、正常に体が機能しなくなってしまいます。そのため、1日中同じ場所から動かなかったり、ぐったりとした様子を見せるようになる犬が多いです。
2.食欲がない
水分不足に陥ると、食欲が低下する様子が同時に見られることも多いです。水分が不足しているため、臓器が正常に機能しなくなることから、食欲が低下しがちになると考えられます。
水分不足に加え、食欲不振による栄養失調を招いてしまうと、いよいよ体の機能が低下してしまいます。非常に危険な状態なので水も食事も摂らないという場合は、早急に動物病院へ連れていくべきでしょう。
3.おしっこの回数が極端に減り色が濃い
水分が不足しているということは、その分、おしっことして排泄する水分もありません。そのため、普段よりもおしっこの回数が極端に減っている時は、水分不足に陥っている可能性が疑われます。
また、おしっこの回数が減った上、いつもよりおしっこの色が濃いと感じる場合は、脱水症状を引き起こしている恐れがあるので注意しましょう。
4.鼻や口が乾燥している
体内の水分が不足していると、犬は鼻や口が乾き始めます。特に犬の鼻は健康をチェックするバロメーターにもなると言われているため、鼻が乾燥している時は注意が必要です。
口が乾いているだけでなく、愛犬の歯茎をチェックした際に歯茎も乾燥していると感じたら、脱水症状が進んでいる恐れがあるので動物病院へ連れて行きましょう。
5.皮膚にハリがなくなっている
水分が不足すると皮膚のハリがなくなるなど、皮膚に影響が見られることも多いです。
肩甲骨部分の薄い皮膚を軽くつまみ、少しだけ持ち上げた後に放してみてください。水分がしっかり足りている場合は、すぐに元の状態に皮膚が戻るでしょう。
しかし、水分不足に陥っている場合は2秒以上皮膚が元の状態に戻らず、つままれた状態のままゆっくりと元に戻っていく様子が確認できます。
まとめ
今回紹介した水分不足のサインを確認したら、まずは少しずつ水を摂取させましょう。犬が自分で飲めない場合は、スポイトなどを使って少しでも水を口に含ませてあげてください。もしも症状が重症化した場合は、様子見せずにかかりつけの動物病院へ連れて行きましょう。
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