犬が指示をしていないのに「オテ」する理由
初めて覚えたのは「オテ」だという犬も多いのではないでしょうか。犬が手を乗せるという仕草は、犬の本能的な仕草であるため、人としては教えやすく、犬としては覚えやすいのです。
オテを覚えた犬は、指示をしていないのにオテをすることがあります。もっと驚きなのは、まだしつけも初めていない子犬も、指示をしていないのにオテをすることがあるということです。しかもそれは、「犬の本能的な仕草だから…」ということだけではないようです。
そこで今回は、犬が指示をしていないのに「オテ」する理由について探ってみたいと思います。
1.スキンシップがしたい
犬が指示をしていないのにオテするのは、スキンシップがしたいからです。
触れたい相手、触れてほしい相手に対して、オテをするかのようにそっと手を伸ばすことがあります。チョンッと触れる愛犬の小さな手は、本当に愛おしくて大切に思いますよね。
指示をしていないのにオテをしてきたときは、そっと手のひらを差し出してあげてください。ちょこんと乗せてくれると思います。
手を握られることが苦手でなければ、そっと優しく包み込むように握ってあげると喜ぶのではないでしょうか。
犬の方から「スキンシップがしたい」と意思表示をするということは、よほどあなたのことが大好きなのでしょうね♡
2.ご褒美をおねだりしたい
犬が指示をしていないのにオテするのは、ご褒美をおねだりしたいからです。
子犬の頃、何かひとつ上手にできる度にご褒美のおやつを与えていたのではないでしょうか。指示をしていないのにオテをすることがよくあるのは、トイレ後です。
犬は、成犬になっても「上手にできたよ!褒めてくれる?」と言いにやって来ます。排泄したことを報告したい気持ちもありますが、褒められたい、ご褒美のおやつがほしいという気持ちも持っているんです。
トレーの真ん中に排泄できたときも、シートから少しはみ出してしまったときも、「ちゃんとトイレで排泄できてえらいね」と褒めてあげてください。トイレの失敗は何歳になってもありますが、間違いではないので、叱らないことが大事です。
3.おやつがもらえると思っている
犬が指示をしていないのにオテするのは、おやつがもらえると思っているからです。
『指示 → オテ → おやつ』が一連の流れですが、オテをすればおやつがもらえるとばかり考えている犬もいるようです。
おやつが大好きで、早く食べたくて、飼い主からの指示を持っていられないほどなのです。犬にも「ちょっと小腹が空いちゃって…」ということがあるのかもしれません。
4.あいさつ代わり
犬が指示をしていないのにオテするのは、あいさつ代わりです。
他人に対して、指示をしていないのにオテをすることがあります。犬好きであれば、めちゃくちゃ嬉しい瞬間ですよね。
「こんにちは!」「遊んでください!」「仲良くなりたいです♡」のあいさつ代わりのオテなので、そっと手のひらを出して受け取ってあげてくださいね。
あいさつ代わりのオテは、犬同士の間でも見られることがあります。犬が犬の体にチョンッと手を乗せます。一緒に遊びたくて、誘っているときのオテなのだと思います。
犬同士で手を出し合って、オテをしているような仕草は、まるで名刺交換をしているようにも見えて可愛いんです。レアなパターンなので、お見逃しなく♡
まとめ
犬が指示をしていないのにオテする理由を4つ解説しました。
- スキンシップがしたい
- ご褒美をおねだりしたい
- おやつがもらえると思っている
- あいさつ代わり
犬にとってのオテは、しつけということではなく、コミュニケーション手段ということなのではないかと思います。
指示してないけど?と拒否するのではなく、ぜひ受け取ってあげてほしいです♡
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