犬がお腹を見せてくる理由
犬が地面に仰向けになり、お腹を見せてくることがありますよね。以前は「服従」を表しているサインと言われていましたが、最近では解釈が違ってきているようです。
そこで今回は、犬がお腹を見せてくる理由について解説します。愛犬がお腹を見せてきたら、正しく判断してあげましょう。
1.解放的な気分になっている
犬がお腹を見せてくるのは、解放的な気分になっているときです。
トリミングサロンや動物病院へ行き、自宅に帰って来たとき、リビングでお腹を見せてくつろぐことがあります。そのまま大きなイビキをかいて寝てしまうことも…。
広大なドッグランの芝生の真ん中で、ヘソ天姿で堂々とお腹を見せ、日光浴を楽しむことがあります。飼い主的には(何しに来たのさ…)という感じですよね。しかし犬としては、肉体的にも精神的にも解放され、急所であるお腹を見せられるほど、リラックスしているのです。
また、お留守番している時間が長い犬の場合、お散歩に出たとき、窮屈や退屈から解放されるのでしょう。道の真ん中でお腹を見せて転がっていることがあります。
見かけることがあれば、ぜひ放っておいてあげてくださいね♡
2.安心できる人だから
犬がお腹を見せてくるのは、あなたが犬にとって、安心できる人だからです。
実は、家族の中でも、愛犬がお腹を見せてくる人、見せてこない人がいることがよくあります。お腹を見せてこないのは、以前に犬がお腹を見せたとき、嫌なことをしてしまったからなのではないでしょうか。
そっと撫でてほしかったのにワシャワシャとされたり、お腹を見せてリラックスしているときにわざと大きな声を出して驚かされたり、可愛いからと執拗に構われたことなどです。
そのため、安心できるあなたの隣で犬がお腹を見せてくるときは、なるべく静かにしてあげましょう。テレビやスマホの音を小さくすることも犬への配慮です。
ちょっかいを出したり、わざと驚かせたり、嫌がったり怖がったりすることはしないようにしましょう。
3.「可愛い♡」と褒めてもらえるから
犬がお腹を見せてくるのは、「可愛い♡」と褒めてもらえるからです。
可愛いと言われ続けた犬は、その言葉が自分へ向けられたもので、誉め言葉であるということを理解しています。
そして、どんな仕草や行動をしたときに可愛いと言って褒めてもらえるのか、ということまでよく分かっています。
「どう?可愛いでしょう?」という表情でアイコンタクトしながらお腹を見せてくるのは、「あざと可愛い」という表現が当てはまるかもしれません。
このとき、褒められることは好きだけどお腹を撫でてほしいわけではない、体には触れてほしくない、というわがままな気分なときもあるようなので、機嫌を損ねてしまわないようご注意ください。
4.クールダウンしているところ
犬がお腹を見せてくるのは、クールダウンしているところです。
犬のお腹周りって、毛が薄いですよね。仰向けになって寝転がることで、皮膚に直接冷たい空気が当たり、ひんやりとして気持ちいいのです。
室内を暖めすぎたかな?そろそろ空気の入れ替えをした方がいいかな?熱中症に注意しなきゃ!などの目安にもできる仕草なのではないかと思います。
5.反省している…?
飼い主に叱られたとき、犬がお腹を見せてくることがあります。
反省している、と受け取る人もいます。可愛いポーズでごまかそうとしている、と受け取る人もいます。
お腹を見せる可愛いポーズをすることで、もうこれ以上は叱られない、ということを犬は分かっていると思います。
何が悪かったのか、どうして叱られたのか、ということまで理解できているかどうかは分かりませんが、(飼い主のご機嫌を取らなきゃ!)ということは分かっているでしょう。
まとめ
犬がお腹を見せてくる理由を5つ解説しました。
- 解放的な気分になっている
- 安心できる人だから
- 「可愛い♡」と褒めてもらえるから
- クールダウンしているところ
- 反省している…?
愛犬がお腹を見せてこないからといって、安心できていない・リラックスできていない・信頼されていない、ということではないと思います。
仰向けに寝転がる体勢が苦手な犬もいますし、背中が床や地面に当たって何だか痛いな…と感じる犬もいます。
(お腹を見せてこないことは特別なことではない)と考えて大丈夫です。きっと、愛犬には、愛犬だけの可愛い仕草や行動があるはずです。探してみてくださいね♡
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