12歳のお兄ちゃんがラブラドールレトリバー2頭を保護したところから、物語は始まります。お兄ちゃんの勇敢さとママさんの的確な対応で、2頭は無事に飼い主のもとへ戻ることに。YouTubeで42万回に迫るほど再生されているその動画は、優しさと愛にあふれていました。
下校時間にお兄ちゃんから電話が!
それは突然の出来事でした。
「ママ!ラブラドール2頭を捕まえたから来て!助けて!」「はい?!」お兄ちゃんからの電話に、ママさんはびっくり。急いで車に乗ってお迎えに行ったといいます。
「学校に迷い込んでたから保護したの」お兄ちゃんはひとりで大きなラブラドール2頭をしっかり捕まえ、まわりの大人にも助けられながら、ママさんが来るのを待っていたそう。
1頭はチョコレート色で、比較的老齢の様子。もう1頭は黒で、かなり若そうな感じだったといいます。名前や住所がわかるものはつけていなかったので、ひとまず獣医さんのところに連れて行こうと、ママさんは車の後部座席に乗せたとか。
オーストラリアでは、犬はほとんどの州でマイクロチップの装着が義務化されており、動物病院で内容を読み込んで飼い主さんの情報を調べることができるそう。
動物病院に向かう道すがら、2人は2頭を捕まえたときの経緯などを話しあっていましたが、その時ふと思い出したことがあったとか。
以前、パパさんが黒のラブラドールを保護したことがあり、お兄ちゃんはそれを覚えていて、躊躇(ちゅうちょ)なく2頭を保護しようと思ったのではないか、とママさんはいいます。
2頭が泥だらけだったので車の後部座席は汚れてしまいましたが、とてもよくしつけがされていて、おとなしかったそう。
動物病院に到着!
そうこうしているうちに、動物病院に到着。事情を話すと、スタッフさんは少し開けた車の窓から腕を入れて、チップをスキャンしてくれました。
黒ラブはチップが入っていたものの、もう1頭は入っていなかったそう。「ちょっと待ってて」と、スタッフさんは病院の中へ。
待っている間、お兄ちゃんは職場にいるパパさんに、迷い犬を2頭保護したと報告しました。
パパさんも「どこにいたの?」「水はあげたの?」などと尋ねたといいます。
飼い主が見つかった!
しばらくすると、スタッフさんから「飼い主さんと連絡がついた」と報告が。2頭とも同じ飼い主さんで、迎えに来るまで動物病院で預かってくれるとのことでした。
家に帰りつくと、飼い主さんからお礼の電話が。「家のドアが少し開いていて、散歩がまだだったので出てしまった」とのこと。泥だらけだったことについては、「きっと水たまりでたいそう楽しんだんだろう」と言っていたとか。ママさんは「とにかく無事におうちに帰れてよかった」と思ったそうです。
この投稿には「ほんとに犬が好きなんだね」「グッジョブ!」「スーパーヒーローだよ」「お兄ちゃん、ありがとう!」「誇りに思います」などのコメントが集まりました。ご一家の優しく愛があふれる日常の様子が目に浮かびますね!
おうちでは「えんぞう」くんという、ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーのMIXを飼っているご一家。その様子はYouTubeのほか、Instagramでもチェックできます。
お兄ちゃんとご家族のみなさん、今回はご協力ありがとうございました!
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「【バイリンガル犬】レトリバーのえんぞう」さま
執筆:ごえ
編集:わんちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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