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犬に人間の食べ物を与えてはいけない理由3つ 絶対にダメと言われるワケと正しい与え方とは


1.塩分や糖分が多く含まれている

ピザを見ているコーギー

人間の食べ物の中でも、特に加工された食品には注意が必要です。味付けや加工がされた食べ物は、当然のことながら人間の味覚に合わせて作られているため、犬にとっては塩分や糖分が多く使われているのです。

適量であれば塩分も犬の体にも必要な栄養のひとつといわれており、塩に含まれるナトリウムは、体内の水分バランスを整えたり、栄養素の吸収を助けたり、神経の情報伝達をおこなったりするために必要と考えられていますが、前述したように、人間用の加工食品は犬にとって必要以上な塩分や糖分が使われている場合もありますので、与えない方が良いでしょう。

また、人間用のお菓子などには糖分や脂分が多く使われています。与え続ければ当然肥満になってしまうので、犬用のおやつを与えるようにしましょう。

2.有害な成分が含まれている可能性がある

犬が食べてはいけない食材

人間用に調理された食べ物を犬に「おすそ分け」するときに、特に気をつけたいのが、犬にとって危険な食材が含まれていないかということです。

犬が食べることで中毒症状などを起こしたり、下痢や嘔吐を引き起こしたりする可能性がある食べ物は以下の通りです。

  • ねぎ類(長ねぎ、玉ねぎ、にらなど)
  • チョコレート、ココア(テオブロミンを含むもの)
  • ぶどう、干しぶどう
  • 魚介類、甲殻類
  • 香辛料(唐辛子、こしょう、わさび、からしなど)
  • アルコール

一口食べた程度では問題が起こらないものもありますが、中毒症状を起こす量には個体差があるため、少量であっても重篤な症状が起こる可能性はあります。

これらのものを直接与えたつもりはなくても、加工食品にはこれらがわずかに含まれていたり、エキスが入っていたりすることもあります。特にねぎ類は、ねぎそのものを食べなくても、玉ねぎのエキスが溶け込んだスープや煮汁を飲むだけでも中毒症状が起こります。

そのようなトラブルが起こらないように、人間用に加工された食品はできるだけ与えないようにしましょう。もしも与える場合は、食品に含まれている原材料のすべてを確認しておくことが必要です。

3.わがままになってしまう

ごはんの横で伏せる犬

ここまでにも解説してきたように、人間用に調理・加工されている食べ物は、犬用のものに比べて味付けが濃くなっています。そのため、犬の体に大きな負担をかけることとなりますが、食べたときは「おいしい」と感じる傾向があります。

そのため、人間用の食べ物に慣れてしまうと、味付けがされていない犬用の食べ物を食べなくなってしまうこともめずらしくありません。

食事を食べなくなってしまうと飼い主さんは心配して、少しでも食べてもらおうと様々なものを与えるでしょう。そこで犬が喜ぶからと人間用の食べ物を与えると、「人間用の食べ物しか食べない」という悪循環に陥ってしまうことも考えられます。

さらに、飼い主さんがご飯やおやつを食べているときに、愛犬からの「ちょうだい!」アピールに負けてしまうのもNGです。愛犬主導で食べ物を与えてしまうと、犬は何でも言うことを聞いてもらえると勘違いしてしまうことも…。

愛犬がわがままになったり、飼い主さんとの関係性が悪化してしまったりする可能性もあるので、十分注意が必要です。

犬の体に負担のかからないような野菜や果物などを与える場合でも、犬からの要求に従うのではなく、飼い主さん主導で与えるようにしてくださいね。

まとめ

パンケーキを見つめる犬

食べることが大好きな犬にとって、人間用に加工・調理された味の濃い食べ物は確かにとても魅力的でしょう。

しかし、犬と人間は体の仕組みや必要な栄養素が異なるため、人間用の食べ物を食べることで肥満や病気を引き起こすリスクがあります。

そのため愛犬にはできるだけ人間用の食べ物は与えないようにし、与える場合は野菜など味付けしていないものにしておきましょう。


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