愛犬を「寂しい気持ち」にさせないためにできること
犬は意外と寂しがり屋です。飼い主と離れることに多少なりとも不安を抱えています。「寂しい!」と素直に表現できる犬もいえれば、表現できずに我慢している犬もいます。
小さな寂しい気持ちが積み重なると、大きなストレスの塊になります。食欲が落ちたり、元気がなくなったり、原因不明の体調不良を起こすなどすることがあります。
愛犬の「寂しい気持ち」に気づくことができれば、すぐに対処することも可能ですが、できれば普段から寂しい気持ちにさせないように対策したいですよね。
そこで今回は、愛犬を寂しい気持ちにさせないために飼い主が今日からできるケアを解説しますので、寂しがり屋な犬たちのお役に立てると嬉しいです。
1.外出前は必要以上に構わない
外出時は、愛犬を寂しい気持ちにさせないために、必要以上に構わないようにしましょう。
後ろ髪を引かれるような思いで外出していませんか? 念入りなスキンシップをしてから外出する、という決まり事を作っていませんか?
そのような行為が、逆にこの後お留守番をする愛犬の寂しい気持ちを助長させてしまうことがあります。
「飼い主はこれから外出するんだ」「でも自分はお留守番だ」ということを、犬はちゃんと分かっています。せっかく分かっているところを邪魔してしまっては元も子もありません。
愛犬を寂しい気持ちにさせないためには、思いっきり構ってあげられるとき、お留守番が必要なときのメリハリをつけて示してあげることが大切です。
2.決まった時間に帰宅する
愛犬を寂しい気持ちにさせないために、なるべく決まった時間に帰宅しましょう。
「飼い主は外出しても必ず自分の元へ帰ってくる」という事実に、犬は安心を得ることができます。帰宅時間がバラバラであると、いつもより遅く帰ったときに愛犬を不安にさせてしまいます。
飼い主が帰らないと排泄することができない、ごはんを食べることができない、お散歩に行くことができないというような状況も、愛犬を寂しい気持ちにさせてしまうことがあります。
仕事終わりは一度帰宅し、その後で買い物に出かけたり、遊びに出かけたりしてはいかがでしょうか。
3.叱りすぎない
愛犬を寂しい気持ちにさせないために、叱りすぎないようにしましょう。
愛犬の粗相やイタズラを発見したとき、すぐに声にしていませんか? 怒りの感情をぶつけたり、反省しなさいとケージに閉じ込めたりしてしませんか?
なぜ叱れているのか理解できないとき、理不尽な叱られ方をしたとき、犬は寂しい気持ちになります。(本当に叱る必要がある?)と、落ち着いて考えてみてください。
家具や物を噛んで壊すことがあれば、家具には保護シートを取り付ける、物は出しっぱなしにしないなどの対策をするとよいでしょう。上手に環境を設定することで、愛犬を叱る必要性をなくすことができます。
4.コミュニケーションする
愛犬を寂しい気持ちにさせないために、コミュニケーションしましょう。
愛犬が静かにしてくれているからといって、お家の中でスマホばかり見ていませんか? 犬がおとなしくしているのは、飼い主が声をかけてくれるのを待っているからかもしれません。
毎日できる、簡単でうっかり忘れのない、愛犬とのコミュニケーション方法があります。
- お散歩する
- ブラッシングをする(愛犬が好きであれば)
- ゲームをする(おやつ探しなど)
- トイレを褒める(シートの上で出来たなど)
普段、何気なく行っていることも愛犬とのコミュニケーションになっています。習慣がない場合には、しばらく意識しながら行ってみましょう。
まとめ
愛犬を「寂しい気持ち」にさせないためにできることを4つ解説しました。
- 外出前は必要以上に構わない
- 決まった時間に帰宅する
- 叱りすぎない
- コミュニケーションする
飼い主には、愛犬のお世話以外にもやるべきことがあります。やりたいことだってあります。毎日を忙しく過ごされていらっしゃると思います。
やっと落ち着いて過ごせるぞというとき、愛犬に寂しい思いをさせてしまっていたことに気づくことがあります。
愛犬の「寂しい気持ち」に気づいたときで大丈夫です。そのときからケアするように心がけましょう。
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