要注意!わんこにNGな水
1.汲みっぱなしの水
わんこへの水の与え方は、家庭によってさまざまですよね。深めのお皿やボウルに水を入れてあげているという家庭もあれば、循環するフィルター型の給水器を使っているという家庭もありますし、ケージに設置できるペットボトル式の給水器を使っている家庭もあるでしょう。
いずれの場合であっても言えるのは、常に「新鮮」な水を与えることが大切だということです。季節や環境にもよりますが、最低でも1日に1回、可能であれば1日に2回は古い水を捨てて新鮮な水に汲み替えたいところです。
汲みっぱなしの古い水には雑菌が発生しますし、わんこが飲んでいる水には口の中の細菌が含まれた唾液が混じり余計に水が劣化しますから、わんこの健康のためにも良くありません。特にフィルター式の給水器を使っていると機能に頼りきりになってしまったり、汲み替えがかえって面倒になってしまったりしますが、水の新鮮さは汲み替えでしか保つことはできません。
2.水たまりの水
お散歩中に喉が渇いて、ついついその辺の水たまりの水を飲んでしまったなんてことはありませんか?水たまりの水にはどんな成分が溶けこんでいるかわかりません。下痢の原因になることもあるので絶対にやめましょう。
愛犬がハッハッと舌を出して息をしながら、水たまりの方へ近づいて行ったら要注意です。水に舌を伸ばしてしまう前にその場を離れるなど、対処するようにしましょう。
3.硬水
ここまでご紹介すると「やっぱり新鮮で清潔な水が一番!」と考えがちです。かわいい愛犬のためなら高価なミネラルウォーターを買うことだってお安い御用…な気持ちはよくわかりますが、ちょっと待って。
ミネラルウォーターそのものがわんこの健康に直接害を及ぼすことはほとんどありませんが、高齢のわんこや胃腸が弱っているわんこが「硬水」のミネラルウォーターを飲むと、下痢を起こす可能性があります。
また日本の水道水を飲み慣れているわんこの場合、「硬水」そのものを拒否する子もいます。愛犬の体調や好みと相談するようにしましょう。
4.人間用の経口補水液
熱中症対策として、経口補水液を見かける機会も増えてきました。愛犬の熱中症は特に心配ですし、ぜひとも経口補水液を与えたいところですが、人間用の経口補水液を与えるのは絶対にNGです。
わんこと人間では、汗の掻き方が全く違うのは周知の事実ですよね。人間用の経口補水液は、わんこにとっては濃すぎます。与える際は、市販されているわんこ用の経口補水液を与えるか、どうしてもの場合は人間用のものを3倍以上に希釈して与えましょう。
5.人間用のフレーバー水
最近ではさまざまなフルーツの味や香りの付いた「フレーバー水」も人気です。「甘い香りがついていた方がわんこも喜ぶのでは?」と安易に考えがちですが、人間用のフレーバー水はわんこには基本的にNG。
糖分が含まれて甘味がついているものはもちろんですが、香りだけのものであっても避けるのがベターです。そもそも匂いを警戒して飲まない子も多いですが、逆に気に入ってしまうとそれしか飲まなくなってしまう場合もあります。
適切な水の与え方
1.新鮮な水道水を汲み替えて
すでにご紹介したように、わんこの水の与え方で最も大切なのは「新鮮な水」を与えることです。水は水道水でもミネラルウォーターでもかまいません。
むしろ水の腐りにくさの面では、塩素処理されている水道水の方が優れています。ミネラルウォーターを与える場合には、水道水以上にこまめに汲み替える必要があるということを覚えておきましょう。
2.足りなくならないよう予備の水皿を
わんこがどのくらいの水を飲むかはその日の気温や気候、体調にもよりますが、水分不足はどの季節であっても熱中症のリスクを招きます。わんこを長時間お留守番させる場合は特に、十分すぎる以上のお水を用意しておくようにしましょう。
飲み切らなかったとしても、誤ってひっくり返して飲めなくなってしまう可能性も考えられます。予備の水皿を合わせて2箇所以上は用意しておきたいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?水は全ての生命の源です。愛犬が快適に過ごすことができるよう、水の管理にはしっかり気を配りたいですね。
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