国民的グループ・TOKIOが6月25日に解散を発表したことを受け、福島県が公式サイトで声明を発表しました。
今回の解散について「大変残念である」としつつ、「TOKIOがこれまで本県の復興に果たしてきた役割は大きい」として、城島茂さん、松岡昌宏さんの2名に対して「TOKIO解散後も変わらず福島県を応援していただきたい、力を貸していただきたい」と述べました。
TOKIOは、テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画「DASH村」が東京電力福島第一原子力発電所事故で大きな被害を受けた浪江町に所在していたことをきっかけに、福島県の物産の魅力を発信する「ふくしま プライド。」に参加するなど、風評被害の払拭と安全、品質のPRに尽力。県でも2022年より県庁内に「TOKIO課」を設置するなど、連係を深めていました。
福島県では、TOKIOが解散を発表した6月25日に、県公式サイト上で「旧TOKIOメンバーとの連携に関する福島県の考え方について」と題した文書を公開しました。
同文書では、コンプライアンス違反により無期限の活動休止を発表した国分太一さんについて言及。
「震災直後から本県に寄り添い、長年にわたって、ともに『ふくしま プライド。』を発信してきた方でもあり、この度の事案及び本事案に絡みグループTOKIOが解散することは大変残念である」と述べました。
県では「今回の事案が発生した直後から今後の対応について様々な観点から検討した」としたうえで、「TOKIOがこれまで本県の復興に果たしてきた役割は大きい」とコメント。
城島茂さん、松岡昌宏さんの2名について、「今後も本県の風評払拭と風化防止を一層進めていくという観点から、TOKIO解散後も変わらず福島県を応援していただきたい、力を貸していただきたい」としました。
■ 発表全文
令和7年6月25日
国分太一氏のコンプライアンス違反に関し、今後の旧TOKIOメンバーとの連携について、福島県の考え方は以下のとおりですので、お知らせします。
記
国分太一氏は、震災直後から本県に寄り添い、長年にわたって、ともに「ふくしまプライド。」を発信してきた方でもあり、この度の事案及び本事案に絡みグループTOKIOが解散することは大変残念である。
県としては、今回の事案が発生した直後から今後の対応について様々な観点から検討した。
その結果、TOKIOがこれまで本県の復興に果たしてきた役割は大きく、今後も本県の風評払拭と風化防止を一層進めていくという観点から、城島茂氏と松岡昌宏氏には、TOKIO解散後も変わらず福島県を応援していただきたい、力を貸していただきたいと考えている。
<参考・引用>
旧TOKIOメンバーとの連携に関する福島県の考え方について –福島県ホームページ
(天谷窓大)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025062601.html