親子で学ぶ建設の魅力をテーマにした建設現場見学会「けんせつ探検隊2025」が、2025年7月19日から2026年4月2日まで全国で開催されます。
主催するのは一般社団法人日本建設業連合会(日建連)で、小中学生とその保護者を対象に、建設業の現場を実際に見学・体験できるプログラムとして毎年人気を集めています。
今回の「けんせつ探検隊2025」では、茨城県、長野県、新潟県、石川県、鳥取県、大分県、鹿児島県、沖縄県の8県で初めての開催が行われます。これまで見学会が実施されていなかった地域での開催は、より多くの子どもたちに建設現場を知ってもらう機会となり、地域に根ざした広がりも期待されています。
見学の対象となる工事現場はバリエーションに富んでおり、スケールの大きなインフラ工事から、都市部の再開発、住宅や公共施設の建設まで予定されています。
たとえば、宮城県では川内沢ダムの本体工事が公開され、東京都内では品川駅北口広場の整備工事や江東区・中野区の下水道工事などが見学対象となっています。愛知県の中部国際空港では、航空保安受配電所の改修工事が予定されており、地域によって多彩な工種が紹介されるのも本イベントの特徴です。
この見学会の魅力は、単に工事現場を見学するだけでなく、会場ごとに趣向を凝らした「お仕事体験」プログラムが用意されている点にもあります。
子どもたちはヘルメットをかぶって現場に足を踏み入れ、職人の指導のもとで実際の作業を疑似体験することで、建設業の仕事のやりがいや責任の重さを肌で感じることができます。
参加費は無料で、申し込みは「けんせつ探検隊2025」の公式ウェブサイトから受け付けています。なお、集合場所までの交通費は各自の負担となります。イベントの詳細や日程、見学対象の工事現場などの最新情報も、同ウェブサイトにて随時更新される予定です。
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025061702.html