日本マクドナルドは、5月23日から販売されるハッピーセット「マインクラフト ザ・ムービー」と「ちいかわ」の第2弾を前に、購入は一人4セットまでとする購入制限を改めて明記し、転売や営利目的での購入は控えるよう呼びかけた。
注意喚起は、販売開始の前日である5月22日、公式サイト上で“お知らせ”として公開された。これは第1弾販売での混乱を受けての対応とみられる。
今回のコラボレーションは、いずれも子どもから大人まで高い人気を誇る作品が対象となっていることから、当初から大きな反響が予想されていた。5月16日から販売された第1弾では、その予想を大幅に上回る来店客が全国の店舗に殺到。
販売初日からSNS上には、開店前に行列ができる様子や、1人で複数セットを手に入れる姿などが投稿され、大きな話題を呼んだ。
一方では、ハッピーセットを購入しながら食事を残す人たちが目撃され、発売当日からフリマアプリ「メルカリ」などに未開封のおまけが多数出品されるなど、転売行為も相次いだ。こうした動きに対して、SNSでは批判の声が広がっていた。
マクドナルドは第1弾の段階でも、商品ページなどで「2種類あわせて、おひとりさま4セットまで」との案内を行っていたが、予定よりも早く在庫が尽き、多くの店舗で第1弾の販売が終了。5月18日には公式にその事実を発表するに至った。
第1弾の際に設けていた注意書きだけでは不十分だったという反省もあったのだろう。第2弾を目前に控えた今回は、公式サイト上であらためて“お知らせ”という形で注意喚起を掲載。
「おひとりでも多くのお子様にお届けするため(中略)2種あわせて、おひとりさま4セットまで」と明確に呼びかけた。さらに、「転売または再販売、その他営利を目的としたご購入はお控えください」と強調し、買い占めや転売目的の購入を牽制している。
併せて、店舗への在庫に関する問い合わせも控えるよう求めており、販売現場への負担軽減にも配慮した対応となっている。
これら一連の措置は、販売前日というタイミングで公式に告知されたことからも、企業側が本気で再発防止に取り組んでいる姿勢を示すものと受け取れる。
今回の第2弾では、前回登場しなかった残りの各4種類のおもちゃが新たに加わる。さらに翌週から始まる第3弾では、第1弾と第2弾で登場した全8種類の中からいずれか1つが配布される予定となっているが、在庫状況により内容が変わる場合もあるとされている。
<参考・引用>
日本マクドナルド:ハッピーセット(R)「マインクラフト ザ・ムービー」「ちいかわ」第2弾販売に関するお知らせ