1975年の発売から半世紀を迎えた明治のロングセラー商品「きのこの山」の新たな節目を記念して、5月20日に新TVCM「どっち派は、変わる。」篇が公開されます。
出演するのは名前に「山」と「里」の両方を持ち、「たけのこの里」発売(1979年)と「きのこの山」発売(1975年)のちょうど中間、1977年生まれのお笑い芸人・山里亮太さん。
自他ともに認める“たけのこ派”だった山里さんが、“きのこ派”へと転向する(させられる?)ユニークな設定となっています。
CMの舞台は謎の研究所。山里さん演じる「たけのこの山里」が目を覚ますと、きのこの山の形を模した装置を頭に装着され、アヤシイ研究員たちに囲まれています。
必至に抵抗を試みるも、「きのこの山」を口に入れられた瞬間、彼の口からは「おいちい」の一言が。一転して、きのこ派の「きのこの山里」へと変貌を遂げるというストーリー。ラストは、研究員たちの拍手の中で「どっち派は、変わる。明治 きのこの山・たけのこの里」と視聴者に訴求する構成となっています。
今回の新CMは、長年にわたり日本国内で加熱してきた「きのこ派 vs. たけのこ派」論争に一石を投じるものです。
これまでの各種調査(きのこ・たけのこ総選挙含む)では日本国内において「たけのこ派」が優勢であり、2019年には「新きのこ党」が初の勝利を収めたものの、2020年に実施された「きのこの山・たけのこの里 国民大調査」では47都道府県中46都道府県で「たけのこの里」が優勢という結果が出ていました。
しかし、きのこの山50周年を機に実施されたグローバル調査では、20か国・約1000人を対象に両商品を実際に試食してもらった結果、14か国で「きのこ派」が多数を占めるという意外な事実が明らかとなっています。
こうした結果を踏まえ、明治はCMに込めたメッセージについて「改めて普段選ばない方を食べてみることで、新たなおいしさを発見し、“どっち派は変わる”のではないか」と説明しています。
CM撮影後のインタビューで山里さんは、「山里という名に生まれて“いつかこの日を!”って夢見てたんで、撮影の一分一秒が夢が叶い続けている感じで、ずっとワクワクしてました」と語るほどの喜びを見せ、今回の出演に強い思い入れをにじませました。
また、「きのこの山」を久しぶりに食べところ、その進化した味わいに驚いたと語り、「たけのこの里」派としての長年の固定観念が覆されたと告白。
さらに、自身の「最近変わったこと」について聞かれると、我が子との日常をきっかけに、25年続けてきた「嫌なことノート」に「良いこと」も記録するようになったというエピソードも披露。人生の変化を穏やかに受け止める父親としての一面も垣間見せました。
なお、新CM公開を記念して、「きのこの山 ワイヤレスイヤホンキャンペーン」も同日よりスタート。2023年にSNSで話題となり、商品化直後に即完売した同イヤホンには、同時翻訳機能が搭載されており、今回は抽選で500名にプレゼントされます。
応募には、対象商品の購入レシートを使って「きのこポイント」「たけのこポイント」を15ポイント集める必要があり、両方のポイントを使用することで当選確率が上がる仕組みとなっています。キャンペーン期間は8月12日23時59分まで。詳細は公式サイトで公開されています。
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025052002.html