クリーム色の毛並みが特徴的な、ポメラニアンの歌舞伎ちゃんには、憂鬱なことがあります。それはトリミングサロンに行くこと。
どれくらい憂鬱かというと……お店の前に到着するなり絶望でうずくまってしまうほどです。
飼い主さんがこのほどXに投稿した、歌舞伎ちゃんの“絶望”の瞬間をとらえた1枚が話題です。
画像に写っているのは隅っこで小さくなる歌舞伎ちゃんの姿。しょぼんと地面を見て、心なしか毛も力なく垂れ下がっている気がします。これほどわかりやすい“絶望”や“悲壮感”が伝わってくる姿はありません。
お出かけ時はリュックに入って移動するという歌舞伎ちゃん。トリミングサロンに行くときも同様のため、リュックに入れられるときも運ばれているときも「おでかけ」だと思ってルンルンな様子だそう。
しかしトリミングサロンの入口の前に来るなり「急ブレーキをかけます(笑)」と飼い主さん。それでもなんとか店内に連れて行くものの「限りなく出口に近い隅っこで絶望していますね」とのこと。
声をかけながら少し待っていると、歌舞伎ちゃんも「逃げられない」「進むしかない」と理解するのか、しぶしぶ施術に向かってくれるそうです。
飼い主さんによれば、トリミングサロンに出向くときは、歌舞伎ちゃんは毎度この“絶望”から始まる模様。トリマーさんもすっかり慣れており、笑いながら出迎えてくれるそうです。
動物病院を嫌がるワンちゃんはたくさんいますし、なんとなくその理由は分かりますが……トリミングサロンのどこに嫌な要素があるのでしょう。
飼い主さんにうかがってみると「自宅でシャンプーをするときはドライヤーを嫌がりますが、サロンでは特に言われたことがない」とはっきりしたことはわからないそう。
ただ飼い主さん的には「もしかしたら飼い主と離れるのが嫌なのかな?」と解釈しているとのこと。
なるほど。そう考えると、絶望も頷けますね。飼い主さんと離れたいワンちゃんなんていないでしょうから。
ただそうなると、「トリミングサロンに来ても絶望しなくなったとき」が逆に怖くなってしまいますね……。
<記事化協力>
「クリームポメの歌舞伎」さん(@pome_o_Kabu)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025052001.html