「貴社指定によるし」
とあるXユーザーが取引相手に送った見積書の誤字が、まるでギャルのようだと話題を集めています。
「あぎとぅ(原作版)」さんがこのほどXに投稿したのは、よくある見積書の一部分をとらえた画像。おそらくは成果物の納入先について記載する項目と思しき欄に書かれた一言を、よくよくみると……。
「貴社指定によるし」
ギャルです。間違いなく、ギャルがこの見積書を作成しています。
キーボードの前に気だるげに座って、毛先を指でくるくる巻き取りながら「は? そんな貴社指定によるしー」とぼやいているギャルの姿が、脳裏にありありと浮かび上がってきます。
しかし残念ながら(?)あぎとぅ(原作版)さんはギャルではありません。単純に「貴社指定による」という一言の後に、余計な「し」を間違えて入れてしまっただけのようです。
最後に「し」の一文字があるだけで、お堅いビジネス文書が一気にギャル化してしまった今回の事態。日本語の奥深さを感じずに入られません。
ちなみになぜ「し」が付け加えられたのかについては「まったくわからんです」とあぎとぅ(原作版)さん。筆者も「〜による」のあとに続く「し」から始まる言葉を考えてみましたが、まったく思いつきませんでした。
見積書自体は投稿よりも前に作成したもので、誤字はあったものの無事、受注にはなったそう。取引先の担当者の方はどうやら心が広いようですね。あるいはギャルだったのかもしれません。
これまでにやらかした誤字についてあぎとぅ(原作版)さんは「多すぎてわからんです」と話しているものの、「語尾に余計なものがよく付きます」と冷静に分析されています。「完全」を「婚前」してしまったり、「ガッキー」を「ガッッキー」としてしまったりしたことがあるそう。
中でも衝撃的だったのが、2024年8月25日にXに投稿された文面。
「しまった、ちょっとだけ横になるつもりが、夕方からこの自慢まで寝てしまった晩御飯はもうハイレグだからいいけど」
「この自慢まで」はおそらく「この時間まで」と見当がつきますが、「晩御飯はもうハイレグだからいいけど」がまったく分かりません。文意が通じてしまっているので、本当にハイレグを晩御飯にしている可能性もゼロとは言い切れませんが……正解は「早めにカレーを作っておいたから」。難しすぎます。
最後にあぎとぅ(原作版)さんに今回の誤字について「内なるギャルが顔をのぞかせた、という可能性はありますか?」と聞いてみました。
「知らん間にそんなきもちがあったのでしょうか」とのことでした。
<記事化協力>
「あぎとぅ(原作版)」さん(@agito0219)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025042203.html