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早稲田大学ドラえもん研究会の400p“赤本” 11月2~3日「早稲田祭」会場で頒布


早稲田大学の公認サークル「早稲田大学ドラえもん研究会」は、過去18年分の「ドラえもん検定」の問題を収録した「赤本」を製作しました。この過去問集は、11月2日と3日に行われる学園祭「早稲田祭」で頒布され、価格は1冊2500円、約100部が用意されます。「赤本」は400ページを超える内容で、過去の問題とその解説、年ごとの特徴に対する講評が含まれています。「ドラえもん検定」は初級から上級まであり、特に上級は合格者がほとんど出ない難易度のテストです。今回の「赤本」は、後輩への継承や問題作りの参考にもなればとの想いで制作されました。また、大ヒットの反響に応じて今後の増刷やオンラインでの販売も検討されています。一般の参加者も検定を受験可能です。

早稲田大学ドラえもん研究会の400p“赤本” 11月2〜3日「早稲田祭」会場で頒布

 早稲田大学の公認サークル「早稲田大学ドラえもん研究会」が、同会主催の「ドラえもん検定」過去18年分の問題をまとめた「赤本(過去問集)」を製作。11月2日と3日に開催される同大の学園祭「早稲田祭」の会場で頒布します。1冊2500円で約100部の予定です。

 「早稲田大学ドラえもん研究会」は、早稲田大学のサークルながら、他大生も参加可能というインカレサークルです。

 活動内容は、「ドラえもん」のアニメ鑑賞やオリジナルゲームの考察など、「『ドラえもん』でワイワイする」こと。週に2回ほどの定期活動に加え、合宿やコミックマーケットへの会誌の出展など、校外活動も積極的に行われています。

「早稲田大学ドラえもん研究会」の公式サイト

■ 上級は“合格者ほとんどナシ”の難関 早稲田大学ドラえもん研究会の「ドラえもん検定」

 「早稲田大学ドラえもん研究会」では、2006年から毎年「早稲田祭」の会場で「ドラえもん検定」を開催。同会が作成した初級・中級・上級それぞれの問題が用意されていますが、上級に関しては「合格者が例年ほとんどでない」難易度だとか。このテストは「早稲田祭」の来場者を対象としており、早稲田大学関係者以外でも受験することができます。

 出題の範囲は、「ドラえもん」に関するあらゆる事柄。18年以上の歴史があり、その内容も多岐にわたっているといいます。

 担当者の方いわく、中でも特に多いのは「キャラクターの設定について問う問題」「お話の内容に関する問題」「ひみつ道具に関する問題」の3つとのこと。「ドラえもんの好物は?」といった簡単なものから、ほとんどの人が答えられないほどマニアックな問題まで、挑戦しがいのある内容になっているようです。

■ 400ページ超の超大作「ドラえもん検定『赤本』」会場で約100部を頒布予定

 今回、会場で配布される「赤本」は、過去18年にわたる同会の「ドラえもん検定」の過去問題を集めたもの。

 タイトルの通り、著名な大学受験の過去問題集「大学赤本シリーズ」(教学社)をオマージュした真っ赤な表紙が目を引きます。研究会の方いわく、「できる限り“本家”に寄せて、赤本の持つ知的な雰囲気を出せるように心がけました」とのことです。

「早稲田大学ドラえもん研究会」が製作した「ドラえもん検定」の「赤本」。「早稲田祭」の会場で頒布される

 気になる「赤本」の中身は、過去出題の問題とその回答、年ごとの問題の難易度や特徴的な問題に関する「講評」など。2020年度以降の分についてはさらに詳細な解説も付き、合計400ページを超える大作となっているということです。

「早稲田大学ドラえもん研究会」が製作した「ドラえもん検定」の「赤本」の内容

 「講評は一般の読者の方に向けてわかりやすい文章にしつつ、『この年は難しかったからもう少し難易度を下げた方がよさそう』『この問題は面白かったから取り入れてみてもいいかもね』といった後輩たちへのアドバイスを含んだ内容となっています」(早稲田大学ドラえもん研究会 担当者)

「早稲田大学ドラえもん研究会」が製作した「ドラえもん検定」の「赤本」の内容

 研究会の方いわく、「メインで製作を担当したのは一人のOBの方で、解答解説の一部と校正(校閲)はその他会員で行いました」とのこと。今年9月中旬から製作に着手し、わずか1か月半という超ハイスピードで仕上げられたというから驚きです。

 「解説については裏どり(事実確認)を改めて行い、試験情報に関しては情報の調査に時間をかけました。『ドラえもん検定』は2006年から毎年『早稲田祭』の会場で実施していますが、過去開催時の会場や、そのときの合格点に関する資料が残っておらず、当時の写真やチラシなどを探してまとめました」(早稲田大学ドラえもん研究会 担当者の方)

 突貫工事での製作ながら、情報の正確性についてはしっかりと担保しているところに研究会としての矜持を感じます。

 今回の「赤本」について、担当者の方は、「皆様に楽しんでいただきたい、『ドラえもん』という作品をもっと盛り上げていきたいという思いに加えて、これから『ドラ研』に入会してくれる後輩たちへの継承や、問題作りの参考になれば良いという気持ちも込めて製作しました」と、語っていました。

 「ドラえもん検定『赤本』」は、11月2〜3日にかけて行われる早稲田大学の学園祭「早稲田祭」の会場、早稲田キャンパス3号館501教室にて、1冊2500円で約100部を頒布予定。今回すでに予想以上の反響があるとのことで、状況に応じて今後増刷や通信販売形式での頒布も検討しているそうです。

■ 早稲田大学ドラえもん研究会「ドラえもん検定」今年も「早稲田祭」会場で開催

 早稲田大学ドラえもん研究会では、今年も「早稲田祭」の会場で「ドラえもん検定2024」を実施予定。参加は無料とのことです。「早稲田祭」は大学関係者以外の一般の人も自由に参加できる学園祭なので、「ドラえもん愛」に自信のある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 同会では、今回の「早稲田祭」のほかにも、コンテンツ販売サイト「Booth」にて、コミックマーケットで頒布した新刊の会誌を含む、さまざまな冊子を頒布しているそうです。

 また、「早稲田大学ドラえもん研究会への入会も年中受け付けております!」と、担当者。早稲田大学以外の大学生、専門学校生も入会可能とのこと。入会希望や詳しい問い合わせについては、早稲田大学ドラえもん研究会の公式X(@wdoraken)のDMで受け付けているということです。

※変更:初出時、「ドラえもん検定『赤本』」の価格を2000円と紹介しておりましたが、2500円に変更になりました。変更にあわせて記事を更新しております。

<記事化協力>
早稲田大学ドラえもん研究会(@wdoraken

<参考>
早稲田大学ドラえもん研究会

早稲田祭2024

(天谷窓大)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024103108.html
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