山崎育三郎さん、明日海りおさん、古川雄大さんなど、日本ミュージカル界を牽引するスターの共演により、初のミュージカル化を果たす「昭和元禄落語心中」。
10月18日に、3人が和装姿をしたメインビジュアルが解禁。さらに黒羽麻璃央さんや中村梅雀さんなど、追加キャストも発表されました。
「昭和元禄落語心中」は落語界を舞台に、芸に生きる人々の葛藤と愛憎を描いた物語。天才肌で豪快な助六役を山崎さん、努力家で繊細な菊比古(八雲)役を古川さんが務め、固い友情で結ばれる2人の落語家と懇意になる芸者・みよ吉を明日海さんが演じます。
解禁されたメインビジュアルでは、3人それぞれの想いが複雑に絡み合う、まるで劇中の一場面のような臨場感に満ちています。なお、山崎さん、古川さんはミュージカルで和装姿を披露するのはこれが初になるとのこと。明日海さんは宝塚歌劇団退団後で初となるそうです。
さらに今回、黒羽さんが与太郎役で、梅雀さんが師匠(七代目八雲)役で出演することも発表。
与太郎は歳を重ね大名人となった八雲に弟子入りする人物で、八雲の隠された過去を知ることとなる重要な役どころです。一方の師匠は若き日の助六と菊比古(八雲)がその門下に入ったり、みよ吉とも縁があったりした人物です。
黒羽さんは芝居を通して経験したことのない落語の世界を生きられることができ、「幸せな気持ちでいっぱい」とコメント。稽古場でたくさん悩みながらも役を楽しみ、「最高の作品を届けられるよう精進します」と意気込みます。
原作を知らずにNHKのドラマを見たという梅雀さん。素晴らしい言葉がちりばめられた台詞や興味をそそる展開、様々な人間模様の描き方などに説得力を感じたといいます。「良いチームワークの一員になれるよう、頑張ります」と力強く語ります。
そんな2人の出演に関して、「嬉しく思う」と心境を明かした山崎さん。黒羽さんについては「端正な顔立ちで正統派なイメージがありますが、情熱的で漢気がある役者」と紹介。作品の要となる与太郎をどんな風に演じるか、楽しみにしているそうです。
梅雀さんとはドラマ「イチケイのカラス」で共演したものの、舞台では初共演。「作品に向き合う時の姿勢、役者としても音楽家としても、とても魅力的で尊敬する大先輩」とのこと。梅雀さんから沢山のことを学びたいと語っていました。
情報提供:株式会社キョードーメディアス
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024101903.html