小さな子どもの視点は実にユニーク。点字が打たれた絵本を見た2歳の男の子の発言に大きな注目が集まっています。
Xへの投稿によると、ポツポツとした点字を見た男の子は「このほんも あかちゃんのころに ぷちぷちのちゅうしゃ(ハンコ注射)がんばったのかなぁ」と推測していたとのこと。かわいすぎる発想に思わずほっこり……。
投稿を行ったのは、2児のママである「ことだま」さん。当時息子さんとレジャー施設を訪れており、その休憩所にて点字のある絵本を発見し、指さしながらこのような発言をしたのだそう。言われてみれば、たしかにハンコ注射の跡に似ていますよね。
ハンコ注射とは、もちろん結核を予防するためのBCGワクチン接種のこと。どうやら0歳の弟が接種したばかりで、プクッとふくれた跡を気にしていたのだそう。それを見たことだまさんが「長男くんもママも同じぷちぷち残ってるよ」と教えてあげたことが発端であるようです。
また、自宅にも同じ内容の絵本がありますが、それには点字が付いていないのだそう。知っている本があると思って手に取ったら、見慣れない点字が付いていたことも、不思議に感じた点だったのでしょう。
幼児らしい発言に「なんてかわいい発想……!」と、感動を覚えたということだまさん。「点字を注射痕と捉える視点もですし、本にも”あかちゃんのころ”があったと、まるで本も生きているかのように考えているのも、幼児ならではの感性で尊いなと思いました」と、当時の心境を語っていました。
冒頭の問いかけに対し、ことだまさんは「きっとそうだね、一緒だね!」と答えてあげたとのこと。何気なくかわした会話を覚えていたことや、幼児らしい言葉選び……ことだまさんにとっても忘れられない出来事となったに違いありません。
<記事化協力>
ことだま2y+0yさん(@eeto_un_)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024092606.html