スマホやPC、携帯ゲーム機等の使用時に、よくあるトラブルのひとつである「バッテリー膨張」を再現したユニークな作品がXで大きな注目を集めています。通称「詰めれば詰めるほど不安になるポーチ」。
リチウムイオンバッテリーを模した黒色のポーチに、文房具やカード等を詰め込んでいくと、中見が膨らんでパンパンになっていきます。この姿、たしかに不安しかない……!
制作を行ったのは、”愉快な創作に精を出すクリエイティブスタジオ”「エコードワークス」の”虚匠”フクサワタカユキさん。これまでにも「妄想マッピングTシャツ」や「お昼寝コミックブランケット」といったユーモアたっぷりの作品を多数発表しています。
リチウムイオン電池が膨張する事象はSNSで定期的に見かけており、この特徴を活かす作品を作れないかなと考えていたというフクサワさん。とあるタイミングで黒い小型のポーチを見かけた際に、「色や見た目、物を入れると膨らむ性質などがリチウムイオン電池を再現しているのに適しているな」と気付き、作ってみることにしたのだそう。
ポーチのサイズは90×185mmという手のひらにギリギリ収まるくらいのサイズ。印刷部分には本物のバッテリーのように、警告文や注意喚起のためのマークが記されていますが、よく見ると「これはポーチです」ということを丁寧に説明しているという、遊びゴコロあふれる文章にも注目です。
また、フクサワさんも完成品で想像以上だったと語るのは、「プリント部分の絶妙な光沢感」。物を詰め込んで膨らませると光の加減と反射によって立体感がより際立ち、バッテリーの膨張した状態が一層再現されています。
なお、フクサワさん自身は、ハンドタオルを入れて使うのが、丸々と膨らませられるのでおすすめとのこと。学校や会社などでサッと取り出して使えば、あらゆる意味で周囲の目を引くこと間違いなしでしょう。
本作の正式名称は「リチウムイオン電池パック型ポーチ」で、エコードワークスのオンラインショップにて現在予約注文を受付中。価格は2530円(税込)で、10月上旬以降順次発送していくとのことでした。
※初出時、一部表現に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
<記事化協力>
ekoD Works/フクサワタカユキさん(@ekoDWorks)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024091706.html